スマートフォン写真を売買できるアプリ「Snapmart」を運営するスナップマートは6月12日、写真の販売価格や販売報酬率の改定を実施。写真の価格をサイズ別の固定料金に変更したほか、月額990円から利用できる定額制プランを追加した。
Snapmartは、InstagramなどのSNSに投稿されているようなスナップ写真がフリマ感覚で売買できるプラットフォーム。アプリから出品できる手軽さから、10代から70代までの幅広い年齢層で利用されており、購入企業社数も2017年3月に1000社を達成したという。
同社によると、2016年6月のリリース時より試験的にウェブ用に縮小された1サイズのみを販売していたが、実際に出品される写真が想定以上に高解像度であったこと、印刷にも使える大きいサイズの写真が欲しいというニーズが高かったことを受け、長辺1500pxの「Mサイズ」と「原寸大サイズ」の2サイズの販売を開始することにしたという。
また、出品者が自由に設定できた販売価格について、購入者側から一律価格の方が利用しやすいという声が多数あったこと、販売者側からも適正な価格に設定するのが難しいという声が多かったことを鑑みて、写真の価格をサイズ別固定料金に変更するという。報酬についても、従来の報酬率は「一般ユーザー」と「プレミアユーザー」の2段階だったが、獲得メダルに応じて報酬率が上がるシステムを導入する。メダルの種類は、今後順次増える予定。
価格変更にともない、単品購入価格の最低価格が従来の108円から324円に上昇(モデルリリースを取得した人物写真の価格が一律25%アップ)する。これを踏まえ、1枚あたり60円から、月額990円から利用できる定額制プランをリリースする。
定額制プランは、個人や中小企業向けの3プランと大企業向けのエンタープライズ3プランの合計6プランをラインアップする。どのプランも1日あたりのダウンロード制限がなく、当月使いきれなかった分は90日間繰越できる。これにより、大量の画像を必要とする法人や少量の画像をコンスタントに利用するビジネスブロガーなどが、写真による価格変動を気にせずサービスを利用できるとしている。
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