「みんなのGOLF」のスマホ版「みんゴル」を体験--片手でナイスショットの爽快感

佐藤和也（編集部）2017年06月02日 17時59分

　フォワードワークスは6月2日、開発中のスマートフォン向けゴルフゲーム「みんゴル」の概要を紹介する説明会を開催。同日から事前登録を開始した。

ゴルフゲーム「みんなのGOLF」シリーズのスマホ版となる「みんゴル」

説明を行った、本作の総合プロデューサーを務めるフォワードワークスの川口智基氏

　フォワードワークスはソニー・インタラクティブエンタテインメント（SIE）の子会社で、スマートデバイス向けゲームアプリの展開を目的として設立。今回のみんゴルは、配信第1弾タイトルとして予告されていたもので、SIEが展開するゴルフゲーム「みんなのGOLF」シリーズのスマートデバイス版となる。開発にはドリコムが参加し、SIEワールドワイド・スタジオ JAPAN Studiosも監修に加わっているという。

　本作では操作などをスマホに最適化し、片手でも遊べるようなUIとなっている。ゲームのキモともいえるショットは、直感的な“ひっぱる”操作を採用。画面中央にあるショットサークルをタップしたまま引っ張ることによって、ショットのパワーを調節。それと同時にタイミングサークルが拡大したり縮小を繰り返し、指を離すとショットとなる。一番収縮したときに指を離すとナイスショットとなり、一定の大きさ以上の状態だとミスショットとなる。

サークルをタップし、引っ張るようにしてパワーを調整。その間、サークルが拡大と縮小を繰り返す
収縮したタイミングで指を離すとナイスショットとなる
逆に大きい状態状態だとミスショット。反転したような画面演出となる

　ゴルフクラブの選択はもちろん、ボールにスピンをかけることや「パワーショット」、風向き、コース状況（傾斜）の要素も取り入れられている。指2本で画面上をスライドすることによってコースを俯瞰視点から見ることができたり、ピンチアウトの操作によって、コースの任意の位置を拡大して確認することもできる。

より飛距離を出すことができる「パワーショット」
ボールのどのあたりを打つかをあらかじめ決めて、スピンかけることもできる
世界各地をテーマにした、さまざなコースが用意されている

　本作ではスマホの特性にあわせ、スキマ時間でも遊べるように1ホールずつプレイしていく形となっている。1人プレイではクエスト要素のあるステージのほか、CPUのボスプレーヤーを対決するステージも用意されている。

1人プレイとなる「ひとりでゴルフ」。1ホールずつのプレイとなる
各ホールにはミッションが設定
ミッションをクリアすると報酬がもらえる

　プレーヤーキャラクターの育成要素もある。クリア報酬などプレイすることによってもらえる「能力ボール」を、「育成ボード」に配置していくことにより、自分好みのキャラクターにしていくことが可能だ。またカスタマイズ要素には、性別や顔つき、髪型、服装、ゴルフクラブなどといったものまで豊富に用意されている。「アバター」「ウェア」「ギア」のアイテムは、ガチャによって獲得することができる。そのガチャに必要なゲーム内通貨となる「コイン」は、1人プレイのクエストや対戦プレイによって入手できるほか、有償での提供も行う。

キャラクターのカスタマイズ要素は豊富に用意
そのカスタマイズ部分では、ガチャによって各種アイテムを入手
「能力ボール」と「育成ボード」でのキャラ育成要素も

　また1対1の対戦となる「ランクマッチ」や、最大8人によるリアルタイム対戦ができるといった対戦要素も用意されている。1人プレイを行いつつ、キャラクターの育成やカスタマイズを行い、対戦で腕試しというのがゲームの大きな流れとなる。

ランクマッチ
最大8人で楽しめるリアルタイム対戦
「1人プレイ」「カスタマイズ」「対戦」を繰り返して遊ぶのが、本作の流れとなっている

　会場にはプレイ可能なバージョンで展示されており、筆者も実際に触った。これまでのシリーズを遊んだこともあるのだが、ショットに関しては戸惑うことはなく、1、2度打てばショットの感覚が理解できるものとなっていた。もともと複雑な操作が必要なゲームではないだけに、コースの確認に関する操作を把握できれば、すんなりと入り込んでいける。なによりプレイするテンポやナイスショットの爽快感は、みんなのGOLFらしさを十分に感じられた。

　今回の発表にあわせて事前登録を開始。事前登録者数などに応じてコインをプレゼントするキャンペーンを実施する。なお配信日については明言されず、近日配信予定としている。