CNET Japanの編集記者が気になった話題などを紹介していく連載「編集記者のアンテナ」。今回は、主にゲームを中心としたエンターテイメント領域を取材している佐藤が担当。4月2日に開催された、ソーシャルゲーム「アイドルマスター ミリオンライブ!」の関連CD「THE IDOLM@STER LIVE THE@TER FORWARD 03 Starlight Melody」(LTF03)発売記念イベントの模様をお届けする。
ミリオンライブ!では、ゲームの展開と平行して関連CDも継続的にリリース。この「LIVE THE@TER FORWARD」シリーズは、3月に日本武道館にて開催された4thライブとの連動企画として、ゲームも含めて展開されていたもの。3日間開催された4thライブの各日程の出演者と同じ組み合わせで、ゲーム内ではグループ活動を行うとともに、舞台裏を描いたミニドラマやグループ内ユニットの楽曲を収録したCD3タイトルをリリースした。
LTF03ではグループ「Starlight Melody」による楽曲やミニドラマを収録。発売記念イベントではグループ内ユニット「タウラス」に所属する春日未来役の山崎はるかさん、徳川まつり役の諏訪彩花さん、宮尾美也役の桐谷蝶々さん、「ジェミニ」に所属する周防桃子役の渡部恵子さん、豊川風花役の末柄里恵さん、馬場このみ役の高橋未奈美さんの6人が出演した。なお本稿は、2回行われたうちの2回目(夜公演)となっている。
武道館ライブが終わったあとのイベントとあってか、キャスト陣もリラックスムード。ミリオンスターズではリーダー的な存在でもある山崎さんが、はたから見ても伝わってくるほどハイテンションで立ち振る舞い、ムードメーカー的な存在でもある高橋さんと一緒に率先して場を盛り上げていく。この日の進行は諏訪さんが担当したものの2人の勢いに圧倒され、“恵子お姉様”として慕われている渡部さんが要所要所でまとめていく。桐谷さんと末柄さんはそんな光景を温かく見守りつつも、時折鋭い発言が飛び出す……といった様子で、常に笑いが絶えないにぎやかなイベントとなっていた。
冒頭のトークでは、エイプリールフール企画として4月1日限定で遊ぶことができた、横スクロール型のラン&ジャンプアクションゲーム「れいかのとある一日」について触れる一幕も。ちなみに会場では全員と言っていいほどプレイし、多くの人がクリアできた模様。ちなみにキャスト陣からは難しいという意見もあったが、渡部さんと末柄さんがクリアできたとのことで、細かいところまで楽しんでいることをうかがわせた。
楽曲の収録については、複数人が歌唱する曲において基本的に全員が一曲丸々収録し、そのうえでソロパートなどの“歌割り”を行い音源化されるため、収録時にはどの部分が使われるかわからないことが多いという。そのなかでも、歌詞の意味合いから使われそうな所がわかるといったことや、それを踏まえて全部使われるつもりで歌うといったエピソードなどが語られてた。
このほか、武道館ライブで身につけていたグループおそろいのアクセサリーを、この日はタウラスの諏訪さんがうっかり忘れてししまったほか、ジェミニの高橋さんもうっかり忘れていたところ、お母さんに届けてもらったことを明かし、感謝の言葉を贈る一幕も。記憶喪失になってしまったアイドルを描いたタウラスの楽曲「メメント?モメント♪ルルルルル☆」にちなみ、“メメントした”という言葉がいたるところで飛び交っていた。
あるお題をもとに、ユニット名の由来にもなっている「牡牛」と「双子」のどちらか優れているかを主張し合う、ディベート(討論)コーナーも設けられた。
「持ってると女子力が上がるのは?」というお題で対決した諏訪さんと高橋さんは、なぜかBGMにあわせてラップ風の掛け合いによるディベートが展開。諏訪さんが、着ている衣装のパルフェ・ノワールが白と黒と基調としていることから「牛柄」と主張して支持を集めるも、高橋さんから「それはボーダー」という冷静なツッコミが入ったところで諏訪さんも納得してしまい、高橋さんの勝利に。
山崎さんと渡部さんによる対決のお題は「新学期に同じクラスになったら、テンションが上がるのは?」。渡部さんの「双子キャラが好きでしょ?」といった的確な主張に、山崎さんが最初から全面同意していてワンサイドゲーム気味。山崎さんも擬人化キャラ「こうしくん」を持ち出したり、なぜかそのキャラを相手チームの高橋さんが演じるといった自由な展開に。ここでは渡部さんが勝利した。
最後の「花見の場所取りに便利なのは?」で対戦した桐谷さんと末柄さんは、2人いることにより広範囲の場所が確保できる利点を主張した末柄さんに対して、桐谷さんは「何時間待っていても文句は言わない」と主張。さらに末柄さんは、牛だと追い出されてしまう可能性に言及するも「バーベキューにして食べます。おいしいものは、食べた方がいい」と一蹴。全体の勝敗はジェミニの勝利となったが、桐谷さんが一矢報いる形となった。
後半ではミニライブとして、まずはタウラスによる「メメント?モメント♪ルルルルル☆」から披露。明るくコミカルな楽曲とあってか、振り付けも含めて“楽しさ”を前面に押し出して歌い上げた。一方のジェミニによる「永遠の花」はバラードソング。これまでのにぎやかなステージとは打って変わって、会場中に響く伸びやかな歌声で魅了した。
終盤のあいさつも本当に楽しんでいた様子が伝わるようなにぎやかなものに。一連の発売記念イベントで着用していたパルフェ・ノワールが“着納め”になるかもしれないといった話題もあったが、発売記念イベントならではの近い距離感で楽しむ魅力や、今後もイベントが続いていくことを望む声が飛び出すと、大きな拍手が巻き起こっていた。
最後は6人でグループのテーマ曲「Starry Melody」を披露。星を描く振り付けが特徴的で、仲間とともに歩んでいくことを描いた楽曲。そして最後の「ラララ~」の部分は会場中で大合唱。どこか武道館ライブの打ち上げにも思えたイベントの余韻、そして楽しさに浸っているようにも思えた次第だ。
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