電子書籍取次大手のメディアドゥは4月6日、取締役会においてLunascapeの全株式を3億7900万円で取得し、子会社化することを決議したと発表した。
Lunascapeは、ウェブブラウザ「Lunascape」を開発・提供する企業。同社では2017年4月に、Windows/Mac向け新型ブラウザ「Lunascape Phoebe」のリリースを予定しており、電子書籍配信機能などを搭載し、快適で安全なウェブブラウジングを実現するとしている。
メディアドゥでは、電子書籍コンテンツ、コンテンツのデータベース兼配信インフラ(md-dc)、電子書籍ストア構築システム(MDCMS) 、自社開発のビューアアプリケーションと4つのソリューションを提供。今回のLunascape買収により、読書インフラ環境および出版コンテンツのデジタル流通をさらに前進させるとしている。
同社によると、今回の子会社化はサービスの側面だけでなく、技術交流によって同社が得意とするサーバやネットワークといったバックエンドテクノロジに加え、エンドユーザーに最も近いフロントエンド領域のテクノロジを強化する狙いもあるという。
また、これまでのブラウザの枠を超えた次世代のコンテンツリーダーを視野に入れ、AIやIoT、ブロックチェーンなどの先端技術を取り込んだ研究開発についても、幅広く対応していく予定だ。
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