米政府、専門職ビザの発給要件を厳格化--IT企業に影響か

Michelle Meyers (CNET News) 翻訳校正: 編集部2017年04月04日 12時09分
提供:KRT/Bay Area News Group/MCT via Getty Images 提供:KRT/Bay Area News Group/MCT via Getty Images
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 米国時間4月3日より、H-1Bビザ申請書の受付が始まった。それに関連して、米移民局(USCIS)は同プログラムの悪用や不正の取り締まりを強化することを発表した。このプログラムは、多くの外国人労働者がシリコンバレー企業への就職を実現するための手段になっている。

 1990年に開始されたこの一時ビザプログラムの狙いは、資格を満たす米国人求職者が不足している職場で、米国企業が優秀な外国人労働者を雇えるように支援することだ。しかし、USCISなどの指摘では、必要以上のビザ労働者が採用されているために、多くの有資格米国人労働者が職を失っているとされている。

 そこで、米国人労働者を守るため、USCISはH-1B申請者や職場を訪問するとき、「より的を絞ったアプローチ」をとることを明かした。USCISは、ビジネスに関する基本情報の確認が取れない申請者、H-1Bビザを持つ従業員の割合が高い企業、オフサイトで働くH-1B労働者を求める雇用主に的を絞る予定だ。

 USCISは3月31日、強く待ち望まれていたH-1Bの新しいガイドラインも発表している。このガイドラインの狙いは、極めて高度なスキルを持つプロフェッショナルにH-1Bビザを支給することだ。新ガイドラインには、ビザを申請するコンピュータプログラマーに対して、自分の仕事が複雑または専門的で、専門的学位が必要なものであることを証明する補足情報の提出を求める条項が含まれる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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