スマートフォンで家中の戸締まりを一括チェックできるIoT窓センサ「leafee mag(リーフィー・マグ)」を販売するStroboは3月14日、LINEのチャットボット機能を活用して、外出先からでも家の戸締りを確認できるサービス「leafee Premium」を発表した。4月から先行公開版をリリースし、2017年内に正式公開する予定。月額980円からの料金プランを複数用意するという。
leafee magは、窓に貼るだけで家中の窓の戸締まりをスマートフォンでチェックできるスマート窓センサ。磁石を活用したセンサとなっており、センサと専用磁石の距離を測ることで窓や扉の開閉を検知する。付属の両面テープを使って、窓や窓のサッシ部分にセンサを、鍵レバーの部分に磁石を貼り付けるだけで利用可能。エアコンや冷蔵庫などに貼って、窓以外の開閉状態のチェックにも利用できる。Amazon.co.jpでの価格は2138円。
新たに提供するleafee Premiumは、このleafee magの動きを遠隔からでもチェックできるようになるサービス。窓やドアの開閉を検知するとLINEに通知がくるほか、開閉の履歴も確認できる。また、LINEのチャットボットを使って、気になったタイミングで戸締りを確認できる。LINEのグループを作って、家族を追加することで複数人で同時に確認することも可能だ。
Strobo代表取締役の業天亮人氏は、leafee magという安価な端末とLINEという多くの人が日常的に使うコミュニケーションツールを活用することで、若い世代や単身世帯に向けてライトなホームセキュリティを普及させたいと話す。「セコムを導入するには高額な初期費用や月額費用がかかるし、それ以外だと防犯ブザーくらいしかない。その中間に位置するのがleafee Premium」(業天氏)。
利用シーンとしては防犯だけでなく、たとえば子どもが学校から帰宅したら通知する、子どもが触ってはいけない引き出しをあけたら通知するといった使い方ができる。また、離れて暮らす高齢者の見守りで、トイレのドアが開いたら通知するといった使い方も想定しているという。
業天氏は、2017年内に1万ユーザーを獲得したいと目標を掲げる。また、leafee magは現在Amazon.co.jpのみで売られているが、今後は店舗やホームセンターなどにも販路を拡大したいと展望を語った。
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