民泊大手のAirbnbは2016年9月にシリーズ「F」の資金調達ラウンドで5億5500万ドルを集め、同年下半期に初めて黒字化した。そして今回、米国時間3月9日に米証券取引委員会(SEC)に提出された書類によると、同社はそのFラウンドでさらに4億4800万ドル近くを調達したという。
合計すると、Airbnbは1回の資金調達ラウンドで10億ドル超を調達したことになる。
AirbnbはFラウンドで総額8億5000万ドルを調達するとみられていたが、その金額を超えた。Airbnbに近い情報筋は米CNETに対し、「このラウンドでは募集額を超える資金が集まった」と語った。今回の最新の資金調達によって、Airbnbの評価額は推定310億ドルとなる。
情報筋によると、Airbnbは「近いうちに株式を公開する計画はない」という。
Airbnbの最高経営責任者(CEO)を務めるBrian Chesky氏は先ごろ、自宅を貸し出す人々(ホスト)が同社の事業についてもっと発言できるようにすると発表した。この取り組みの一環として、Chesky氏をはじめとするAirbnbの幹部らは今後3週間で世界26都市を訪れ、ホストに会ってそのニーズについて話し合う予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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