腕輪型スマートトイ「Moff」、健康やリハビリ事業を強化--3億円を調達

 腕輪型のウェアラブルおもちゃ「Moff Band」を販売するMoffは3月21日、環境エネルギー投資、三菱総合研究所、ツネイシキャピタルパートナーズから総額3億円の資金を調達したと発表した。センサを活用した、健康・運動・リハビリ向けプラットフォームの事業展開を強化するとしている。

「Moff Band」
「Moff Band」

 同社はこれまでも、国内外の大手企業と提携し、ウエアラブルセンサと3次元動作認識技術を軸としたソフトウェア開発キットをベースとする、ゲーミフィケーションを活用した、エンタメや教育、健康サービスを展開。それと並行して、スポーツ健康科学や理学療法の分野の専門家の協力を得て、センサを活用した身体や認知能力の測定・評価技術を確立してきたという。

 2016年12月には三菱総合研究所と提携し、介護予防・リハビリテーションなどのウェルネス新サービスを共同開発することを発表。運動時に体に装着したMoff Bandからリアルタイムに身体機能データを取得することで、利用者本人が運動の結果を正しく確認し、身体機能の回復や介護予防の効果を高めることが期待できるとしていた。

 今後は、健康増進や介護予防、予防医療を促進するために、利用者の動きを3次元で把握するウェアラブルセンサや、身体の動きと連動した運動・リハビリコンテンツの配信システム、身体・認知能力結果のダッシュボード機能などをワンストップで提供するプラットフォームを、健康・医療・介護事業者向けに2017年より順次提供するとしている。

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