「LongScreenshot」は、縦長のページを1枚の画像で保存できるアプリだ。ウェブページに限らずさまざまなアプリにおける縦長の画面を、自動的に1枚の画像につなぎ合わせた状態で保存できる。
本アプリは自動スクロールには対応しておらず、手動でスクロールを行う必要がある。アプリを起動して画面右下の「+」マークをタップすると、再生マークのアイコンが表示されるので、その状態のままスクリーンショットを撮りたいアプリに切り替えたのち、画面先頭で再生マークをタップする。
続けて、画面をそのまま下までスクロールし、終了位置で停止マークを押す。以上の操作を行うことにより、スクロールしたエリアが1枚のスクリーンショットとして保存されるという流れだ。スクロールは手動で行う必要があるとはいえ、画像の合成はアプリ側で自動的に処理されるため、前回紹介した「LongShot for long screenshot」のように、画面単位で撮った画像を手動で重ね合わせてピクセル単位で調整する必要はない。
また、自動的にスクロールを行うアプリでは、画面の先頭から終端まで、すべてのエリアが否応なしにキャプチャされてしまうが、本アプリであれば開始位置と終了位置を指定できるので、不要な箇所は含めずに画像を生成できるのも利点だ。また、ウェブページをスクロールキャプチャする場合、アプリ内ブラウザを使わず、通常のブラウザで表示したウェブページをそのままキャプチャできるので、見た目を忠実に再現できるのも、メリットとなることがあるだろう。
ただし、同じパターンが上下に連なっているページでは、連結部分がうまく把握できないのか、正しく合成されない割合が比較的高いようで、万能というわけではない。前回紹介した「LongShot for long screenshot」と併用しつつ、対象となるページの特性に合わせて、ケースバイケースで使い分けるのがよさそうだ。
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