PCとプリンタメーカーのHP Inc.は米国時間2月22日、会計年度2017年第1四半期決算(2016年11月~2017年1月期)を発表した。ノートPCの出荷台数が12%増加するなど、パーソナルシステムズ事業の売上高が前年同期から10%増加しており、堅調な結果となった。
HPの2017年第1四半期の純利益は6億ドル(1株あたり36セント)となった。売上高は前年同期比4%増の127億ドルだった。非GAAPベースの1株あたりの利益は38セントで、アナリストらの予想を1セント上回った。
今後の見通しについて、第2四半期の非GAAPベースの1株あたり利益を37~40セントと見積もっている。アナリストらは39セントと予想している。
パーソナルシステムズ事業は、法人向けの売上高が7%増加し、全体では10%増加したと報告している。コンシューマー向けは15%増加した。
これに対し、プリンティング事業は前年同期比3%減となった。消耗品の売上高も3%減となった。
HPは「自社の事業を管理し、2017会計年の財務的責任を果たせると信じている」と最高経営責任者(CEO)のDion Weisler氏はコメントしている。
Moor Insightsの首席アナリストであるPatrick Moorhead氏は次のようにコメントしている。
過去5年間で、PCメーカー「ビッグスリー」の統合が進んでおり、HPはここから弾みがついている。HP Inc.はプレミアムなWindows PCセグメントを擁しており、コンシューマーと法人の両市場で継続的に結果につながっている。HPはデザインとソフトウェア体験を強調している。プレミアムなPC製品がプレミアムのチャネル体験につながるよう、チャネルに体験を拡大する作業も重ねている。これはすでに4年越しの取り組みとなる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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