無料プランは存在せず、「ライト」「ベーシック」「プレミアム」の3種類をラインアップする。ライトは、トークと掲示板、アドレス帳、管理機能が利用できるミニマムプランで、年額プランだと1人あたり月額300円、月額プランは月360円となる。ベーシックは、ライトプランにカレンダー、ファイル共有(1人あたり30ギガバイトまで)、メール、グループフォルダ機能を追加したもので、年額プランで月額500円、月額プランは月600円で利用できる。
プレミアムプランは、ベーシックのファイル共有機能を1テラバイトに拡大し、強力な監査機能などを必要とするユーザーを対象にしたもの。年額プランで月額1000円、月額プランで月1200円となっている。なお、1カ月間の無料トライアルを用意しており、使い勝手を試してからの本格導入も可能だ。
これまでLINEでは、法人市場に向けて、公開型アカウントの「LINE@」、企業がユーザーに直接メッセージを配信できる「LINE公式アカウント」、企業とユーザーが双方向でコミュニケーションできる「LINE Business Connect」、法人向けカスタマーサポートサービス「LINE Customer Connect」、「スポンサードスタンプ」などを展開している。これにLINE WORKSを組み込むことで、担当者との直接的なやり取りや、グループ内に顧客を招待したミーティングが可能となる。
LINE代表取締役社長の出澤剛氏は、「LINEは5年で生活者のコミュニケーションインフラになりつつある。また、LINEを使って非常に多くの企業が消費者との関係構築に利用している」と紹介。そうした中、「毎日の社内コミュニケーションは旧来のままで、利用されるデバイスはPCがいまだにメイン。メール、電話、直接の対話が中心となっている。20年前からほとんど変わっていない」と指摘。社内外のコミュニケーションはメールや電話が主流であり、スマートフォン時代に、顧客からの相談をLINEでやり取りしたいというニーズがとても多かったと紹介した。
ワークスモバイルジャパン代表取締役社長の松橋博人氏は、「ビジネスコミュニケーションにおけるデファクトスタンダードを目指す」とした上で、「社内チームのコミュニケーションから、社外のパートナー企業などとの連携、協業などのチームワークを支援することで、企業の競争力強化につながると考えている。また、一歩進めて顧客との距離をもっと縮めて、顧客もある意味チームのような一体感で、よりよいサービス・製品を作り上げていく、そんな働き方を実現したい」と述べた。
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