IIJと日テレが動画配信プラットフォームを提供する合弁会社--他局にも参加を呼びかけ

 インターネットイニシアティブと日本テレビ放送網は12月1日、国内向け動画配信に特化した配信プラットフォームを提供する合弁会社「JOCDN(ジェイ・オー・シー・ディー・エヌ)」を設立したと発表した。

 IIJが持つ大規模配信に関するナレッジや技術を中心に、日本テレビの動画配信サービスを融合。高品質で安定した動画配信を実現するCDNサービスを、放送事業者および動画配信事業者に提供する。

 資本金は9900万円。株主構成はIIJ50.0%、日本テレビが50.0%。代表取締役会長には鈴木幸一氏(IIJ代表取締役会長)、代表取締役社長には篠崎俊一氏(日本テレビ放送網社長室出向局次長)が就任する。

 IIJ広報部に合弁会社設立の理由を聞いたところ、20年近く動画配信サービスを提供しているナレッジを広く・使いやすく提供するために、日本テレビと検討を重ねた結果だとしている。また、合弁会社という形を取ったため、日本テレビも一つのクライアントになり、民放各局や映画会社、新聞社など動画配信したい事業者が増えていることから、他局にも参加を呼びかけていくとしている。

 また、日本テレビ傘下のHJホールディングス合同会社が提供する動画配信サービス「Hulu」については、現在は他社のサービスを使用しているものの、合弁会社が提供するサービスの利用も検討事項に入る可能性があるとしている。ただ、Hulu側が利用するかは具体的には何も決まっていないとしている。

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