寒い季節に欠かせない温かい飲み物だが、テイクアウト用の紙カップだとあっという間に冷えてしまう。最近の保温タンブラーは優秀で長い時間温度を保ってくれるが、逆に入れてすぐだと熱すぎて飲めないという落とし穴がある。
そこで以前、飲み物を急速に冷やし、適温を長く保てるスマート保温タンブラー「Ember」を紹介したが、機能性やデザインが評価されたらしく、見事クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で目標金額の集金に成功した。そして嬉しいことに、このタンブラーがStarbucksから「Ember Temperature Control Mug」として発売されたのだ。
Emberは、熱の逃げにくい構造で飲み物を保温するのではなく、内蔵ヒーターで温度を維持する。そのため、単純な保温タンブラーと違い、適温を長時間保つ。しかも、飲み物を冷やす仕組みも搭載しており、適温まで下がる時間が早いという。慌てて飲んでも安心だろう。
設定温度は、本体下部のダイヤルと、Bluetooth連携させたスマートフォンのアプリやスマートウォッチで調整できる。指定した温度は側面のディスプレイに表示される。
飲み口はプッシュ式で、閉じておけば飲み物をこぼさない。さらに、開けるとどの方向からでも飲めるので、持ち方を気にせず済む。
Starbucksの米国向けオンラインストアでは、5人の購入者がいずれも5点満点の高評価を投稿する人気で、現在は在庫切れ。とても魅力的なタンブラーなので購入したいものの、日本への出荷には対応しないとのこと。しかも、残念ながら日本向けオンラインストアでは取り扱われていない。
なお、Indiegogoでのキャンペーンはすでに終了。目標金額の556%に相当する36万1691ドルを集めることに成功した。
(出典:Ember公式YouTubeアカウント)CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果