ソフトバンクは10月14日、アイデアや試作中の製品の商品化を支援する消費者参加型プラットフォーム「+Style(プラススタイル)」において、新たに1つの企画と11製品を順次追加すると発表した。
今回初めて、デザインオフィス「nendo(ネンド)」と共同で取り組んでいる、デザイン特化型のIoT商品開発プラットフォーム「DoT.(Design of Things)」から、全4製品がラインアップしている。
今回、プランニングとクラウドファンディングでそれぞれ1製品と、ショッピング10製品(その内、DoT.から4製品)の計12製品が追加された。
プランニングでは、AIと位置情報を活用してコミュニケーションするパーソナルガイドロボット「ZUKKU(ズック)」を追加。位置情報やユーザーの趣味・嗜好などをもとに、外出先でさまざまなアドバイスが受けられるという。
クラウドファンディングでは、月額6900円(税込み、24回払い。初回のみ8820円)で、誰でも手軽に3Dプリンタを自宅で利用できるサービス「ラクツク」が登場。3Dプリンタ本体の提供に加え、盆栽や地図などの3Dデータコンテンツを定期的に配信するという。
ショッピングでは、DoT.の製品として、日研トータルソーシングの「日本酒セラー」(メーカー非公開)がラインアップ。中田英寿さんと日研トータルソーシングが共同でプロデュースした、日本酒にとって最適な温度に保つことができる日本酒セラーだという。
「Paper Torch(ペーパー・トーチ)」は、約120年の歴史がある紙の専門商社の竹尾と、紙に電子回路を印刷するプリンテッドエレクトロニクスの新たな応用先を探る「AgIC(エージック)」の技術により生み出された、長方形の紙を巻くだけで光るライト。AgIC製で、竹尾が販売する。
「PROTECA MAXPASS H Smart(プロテカ・マックスパス・エイチ・スマート)」(仮名)は、スマートフォン(Bluetooth通信)を利用して、スーツケースとスマートフォンを相互に追跡でき、スーツケースの盗難防止やスマートフォンの置き忘れに役立つというもの。製造・販売ともにエースが行う。
「ToDo-memo Clip(トゥードゥーメモ・クリップ)」は、スマートフォンと連動して色を変えることができるメモクリップ。製造・販売ともにハタプロが行う。
DoT.以外の製品としては、体重管理や健康管理のために活用できる男性用のスマートベルト「WELT(ウェルト)」などがある。Samsung C&T製で、JUが販売する。
「JOY!VR(ジョイ・ブイアール)宇宙の旅人」は、宇宙空間を360度自由に移動できるVR体験が可能なゴーグル型のVRデバイス。製造・販売ともにタカラトミーが行う。
「うぉーるぼっとLED」は、ARMのIoTプラットフォーム「mbed(エンベッド)」を活用した、壁を走るデジタルサイネージ型のロボット。製造・販売ともにランニングエレクトロニクスが行う。
「PXY SMART(ピクシィ・スマート)」は、スマートフォンやタブレットなどとWi-Fi経由でペアリングすることで、自由に操作ができる小型ドローン。製造・販売ともにジーフォースが行う。
「TrackR bravo(トラックアール・ブラーボ)」「TrackR wallet(トラックアール・ウォレット)」は、物を紛失した場合などに追跡可能なBluetoothトラッカー。一定距離(約30m)を離れると、アラートが鳴って置き忘れなどを警告し、鍵やペットの首輪に取り付けることができるキーホルダータイプの「TrackR bravo」と、財布などに入るカード型タイプの「TrackR wallet」の2種類がラインアップする。TrackR製で、ベルパークが販売する。
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