360度全方位の写真やビデオは楽しいものの、撮影するには専用のカメラが必要。スマートフォンのアプリで撮影できないこともないが、何枚も何枚も撮るのは大変だ。スマートフォンを横に動かすだけのパノラマ写真なら手軽だが、一定の速度で動かせなかったり、上下に揺れてしまったりして、それはそれで難しい。
そこで、スマートフォンによる360度パノラマ写真を容易かつ確実に撮影するためのアクセサリ「Orbit 360」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
Orbit 360は、普段から持ち歩いても負担にならないほどコンパクトな、撮影用ターンテーブル。取り付けたスマートフォンの向きをモーターで回転させることで、360度パノラマ写真を失敗なく撮れる。取り付け可能なスマートフォンのサイズは、4インチから6インチ。
回転範囲は、水平方向が360度。Orbit 360と組み合わせて使う撮影アプリ「DSCVR」は横方向の画角に制限がなく、完全な360度撮影に対応している。さらに、垂直方向にも-45度から+45度まで動かせるため、縦に長い被写体も撮影できる。
操作には、Bluetooth連携させたリモコンを使う。このリモコンはOrbit 360本体に格納しておけるので、持ち運びの際になくす心配がない。
底面には三脚用のねじ穴が設けられており、テーブルなどの上に置いて使うだけでなく、三脚に固定しての撮影も可能。
DSCVRアプリは、仮想現実(VR)ゴーグル用の3D画像も作れるようになっている。Orbit 360は、回転軸の中央からスマートフォンの撮影レンズをオフセットして取り付ける仕組みなので、より3D効果の高い画像を撮影できるという。
こうしたVR用画像は、Orbit 360の開発チームが販売している「Flip 360」「Pocket 360」といった簡易VRゴーグルで楽しめる。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間10月18日まで。記事執筆時点(日本時間8月24日11時)でキャンペーン期間は54日残っているが、すでに目標金額2万ドルを上回る約2万7000ドルの資金を集めている。
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