AMD、「Zen」コア採用のデスクトップCPU「Summit Ridge」披露--インテル「Broadwell-E」と比較も

Adrian Kingsley-Hughes (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部2016年08月19日 11時08分
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 「当社が重視しているのは、高性能CPUとGPUだ」。米国時間8月17日夜にサンフランシスコで開催されたイベントで、AMDの最高経営責任者(CEO)Lisa Su氏は、集まったジャーナリストにこう語った。会場は同時期に開催中だったIntel Developer Forumの目と鼻の先だ。

 AMDは近年、高性能なプロセッサの開発に力を注いでいる。AMDは「PlayStation 4」と「Xbox One」の両方にプロセッサを供給しており、これには「Xbox One S」や新しく発表された「Project Scorpio」も含まれる。また、高性能な200ドルクラスのグラフィックカード「Radeon RX 480」もリリースした。

 AMDが次に照準を合わせるのは、デスクトップPCだ。

 このイベントで、同社は公式に「Zen」アーキテクチャをベースにした新型CPUのリリースを「2017年前半」まで延期すると発表した。しかしAMDは、8コア/16スレッドのZen CPU評価用サンプルが、同じ速度で動作するIntelの8コア/16スレッド「Broadwell-E」CPU(1100ドルクラスのCore i7-6900Kハイエンドプロセッサ)の性能を上回ることを示すレンダリングデモを行い、Intelを牽制した。

 AMDの最初のZen製品は、「Summit Ridge」と呼ばれる8コア/16スレッドの2.8GHzデスクトップ用CPUになる予定で、このプロセッサは新型のAM4プラットフォームで動作する。このプロセッサはDDR4 RAM、PCIe Gen 3、USB 3.1 Gen2、NVMeおよびSATA Expressに対応する。TDPは95Wになるという。

 4コア/8スレッドのプロセッサ(TDP 65W)も準備されているというが、詳細はまだ明らかになっていない。

 この新しいプロセッサは14nmのFinFET(3Dトランジスタ)アーキテクチャを採用。現世代の製品と比べて性能が40%向上しており、電力効率も上昇している。

 同社が狙っているのは、デスクトップだけではない。AMDはサーバ向けのSoC「Naples」の投入も準備している。このチップは32コア/64スレッドで、デュアルコア構成にした場合、128スレッドの処理能力を実現できる。

 Summit Ridgeの発売時期は2017年第1四半期の予定だが、一部の製品は2016年中に発売される可能性がある。Naplesの発売は2017年後半になる見込みだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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