Alphabetのベンチャーキャピタル部門GV(旧「Google Ventures」)らが、セキュリティ企業SecurityScorecardに2000万ドルを出資した。これにより、自社やサプライヤーに損害を与えるデータ漏えいに悪用されかねないセキュリティ脆弱性の分析を支援する狙いだ。
ニューヨークに拠点を置くSecurityScorecardは米国時間6月23日、GVが主導するシリーズB投資ラウンドで2000万ドルを調達したことを明らかにした。調達した資金は「サイバーセキュリティの格付けを提供していくうえでの規模の拡大やイノベーションを加速する」ために用いるという。
今回の投資ラウンドにはSequoia CapitalやEvolution Equity Partners、Boldstart Ventures、Two Sigma Venturesも参加している。
2013年に創業されたSecurityScorecardは現在、100社以上の顧客を抱えている。
同社の「ThreatMarket」検索エンジンは、脆弱性の情報とともに、セキュリティ監視企業や、そういった企業と取引のあるベンダーの情報を基にしてシステムの弱点を特定し、防御という観点から見たサイバーセキュリティの総合的な格付けをする。
SecurityScorecardの最高経営責任者(CEO)Aleksandr Yampolskiy氏は「(中略)SecurityScorecardは世界中のあらゆる組織のセキュリティに対する姿勢を見極めるために、インターネット全体を対象とする脆弱性の調査や分析、インデックス作成を継続的に実施している」と述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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