「使い捨てメールアドレス」サービスといえば、素性を明かしたくない相手からのメールを受け取る場合に重宝するサービスだ。ブラウザ上でメールを受信する仕組みを採用しており、短いものだと数十分、長いものでも1週間経てばメールアドレスが無効になるため、仮にメールアドレスが漏洩した場合でも、受信箱がスパムメールであふれるのを防ぐことができる。
これら使い捨てメールアドレスのほとんどは受信専用だが、なかにはメールの新規作成にも対応したサービスがあり、ブラウザにログイン情報を残したくない共有PCからメールやファイルを送信する用途などに利用できる。今回はこの、メールの新規作成に対応した使い捨てメールアドレスサービスを3つ紹介しよう。
なお言うまでもないが、これらサービスを用いた誹謗中傷や嫌がらせはNGであり、サービスによってはそのような目的での利用に対してIPアドレスを開示すると明言している場合もあるので、相手および運営者に迷惑をかけることがないよう、利用目的には注意してほしい。
「instance-email.com」は、国産の使い捨てメールアドレスサービス。「無料のメールアドレスを取得する」をクリックしてメーラーを開いたのち「メールアドレスを新規作成する」をクリックすることでメールアドレスが生成される。有効期限は48時間。新規メールは「メールを送信する」をクリックして作成する。入力可能なのは宛先、件名、本文のほか、最大約5Mバイトの添付ファイルも送信可能。今回紹介するサービスの中では唯一、同時に複数のメールアドレスを取得し利用できる。
「ワンタイムメール」は、国産の使い捨てメールアドレスサービス。サイトにアクセスすると自動的にメールアドレスが生成される。有効期限は7日で、7日単位での延長にも対応。新規メールは「メールを作成」をクリックして作成する。入力可能なのは名前、宛先、件名、本文のほか、最大約25Mバイトの添付ファイルも送信可能。送受信したメールはmbox形式やCSVでのダウンロードや転送も行える。送信時に任意の名前を挿入できるサービスは、今回紹介する中ではこれのみ。
「Guerrilla Mail」は、海外で高い知名度を持つ使い捨てメールアドレスサービス。サイトにアクセスすると自動的にメールアドレスが生成される。有効期限は60分。新規メールは「COMPOSE」タブから作成する。入力可能なのは宛先、件名、本文のほか、最大150Mバイトの添付ファイルも送信可能。添付ファイルは送信後24時間で削除される。スパム利用を抑制するため、送信元のIPアドレスがメールのヘッダに自動挿入される。
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