家にいてもオフィスでデスクワークしていても、自動車を運転していても、スマートフォンのバッテリが切れると困る。そこで、生活の場のあらゆるところに充電できる環境を整えるのだが、上下を区別する必要があるmicro USBを挿すのはわずらわしい。ワイヤレス充電規格のQiに対応したスマートフォンなら多少は楽だが、充電台への置き方に制約があって意外と自由度は低い。
そこで、クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で見つけたQi対応スマートフォンホルダー「XVIDA」を紹介しよう。磁石でスマートフォンを吸着するので、手間なくスマートフォンを正しい充電位置に装着できる。iPhoneをQi対応にする専用ケースも用意している。
XVIDAは、スマートフォンの背面に貼り付けるパッドと、Qi充電機能を備える充電台を組み合わせたデバイス。両者は磁力でくっつくため、スマートフォンを近づけるとしっかり固定される。
長所の1つは、充電時に供給する電流の量が0.970Aあること。開発チームによると、これは通常のQi充電台に比べ約50%多く、iPhoneをUSBケーブルで充電する際の1Aに近い電流量だという。そのため、充電にかかる時間はケーブル充電の場合と変わらないとしている。
さらに、一般のQi充電台は正しい位置にスマートフォンを置かないと充電効率が低下してしまうのだが、XVIDAは磁石の力でスマートフォンを適切に固定してくれる。この機構のおかげで、意識せず置けば正しい位置に装着され、スムーズに充電が始まる。
XVIDAの充電台は、壁に取り付ける「Wall Mount」、デスクに置く「Desk Stand」、自動車内で使う「Car Mount」の3種類。Wall Mountは壁にも磁石で吸着し、壁から外して充電しながらスマートフォンを使えるようになっている。Car Mountは、フロントガラスに貼り付けたりエアコン吹き出し口に取り付けたりできる。
スマートフォンの背面には、XVIDA充電台に吸着するパッド「StickyPad」を貼り付ける。これにより、Qi対応スマートフォンなら簡単にXVIDAで充電できる。iPhoneの場合は、Qi充電が可能でXVIDA充電台に吸着する専用のジャケット型ケース「StickyCase」を利用する。「iPhone 6」「iPhone 6s」用と「iPhone 6 Plus」「iPhone 6s Plus」用の2モデルある。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間5月26日まで。記事執筆時点(日本時間5月10日12時)でキャンペーン期間は15日残っているが、すでに目標金額3万5000ドルを上回る約4万8000ドルの資金を集めている。
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