留守宅が心配だからとインターネット監視カメラを導入しようとしても、機種選定が意外と悩ましい。一般的なカメラは1台だと死角ができてしまうので、複数設置する必要がある。複数のカメラユニットを搭載して死角をなくしている装置は高コストだ。
これに対し、魚眼レンズと全球カメラ向け画像処理技術でこの問題を解決するコンパクトなビデオカメラ「Panoporter」が、クラウドファンディングサービス「Kickstarter」に登場した。
Panoporterは、ソフトボールほどの大きさのインターネットデバイス。無線LAN(Wi-Fi:IEEE802.11bgn)でネット接続し、映像をストリーミング配信できる。ユーザーは、離れた場所からでもスマートフォンの専用アプリで映像をリアルタイムに確認できる。監視カメラとしてだけでなく、ビデオ会議などにも利用可能だ。
搭載しているカメラユニットは1つだけで、魚眼レンズにより周囲360度のようすを捉えられる。アプリの画面には見たい方向だけが表示されるため、歪みのない映像で監視しやすい。見る方向は、画面をドラッグするだけでスムーズに変えられる。
micro SDカードに映像を録画する機能も備え、リアルタイム監視だけでなく後日確認するための映像記録にも使える。64Gバイトのメモリカードに、最大2週間分の記録を保存できるという。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間4月1日まで。目標金額の3万ドルに対し、記事執筆時点(日本時間3月14日14時)で約2万ドルの資金を集めている。キャンペーン期間はあと17日ある。
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