犬は人間の友達。飼っている人にとっては、それどころか家族だろう。離れたくはないが、餌代を稼ぐため泣く泣く仕事へ出かけて留守番させることになる。しかし、置いてきた犬が心配で仕事に手が付かない。
そんな心配も、犬の状況をツイートしてくれるスマート首輪「Flipaw」で解消できる。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
Flipawは、住宅内の各所に設置するセンサと連動し、犬の状況をTwitterやFacebookへ投稿したり、テキストメッセージで飼い主へ送信したりする。首輪自体にも加速度計、温度センサなどを搭載しており、それらで取得したデータに応じたメッセージを生成する。
使用するには、まず連携させたスマートフォンのアプリで犬の種類や年齢、好みなどの情報を登録しておく。そして、餌や水を置いた場所、乗られたくないソファー、いたずらされたくない庭のごみ箱などにセンサを設置する。これでFlipawを装着した犬がセンサに近づくなどすると、メッセージが送信される。
メッセージの内容は、センサの場所、天気予報、気温、犬の行動、周囲の音、時刻といったデータにもとづき、クラウド環境に蓄えられた情報を参考にして自動生成される。現時点で2000種類以上のメッセージパターンが用意されており、Flipawのユーザーが増えるほどメッセージの内容も豊富になるという。
Flipawはペット用トラッカーとしても機能し、活動量や睡眠時間の計測、GPSによる位置検出、ドッグランなどへのチェックインなどに使える。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間3月23日まで。目標金額の5万ユーロに対し、記事執筆時点(日本時間2月26日14時)で集めた資金は約9000ユーロ。キャンペーン期間はあと25日ある。
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