シャープが2月25日、台湾の鴻海精密機器からの支援を受け入れることを決議したと複数のメディアが報じた。これに対しシャープでは「当社から発表したものではない。同日取締役会が開催されており、そこで決まったことは、速やかに発表する」とコメントしている。
シャープの支援をめぐっては、鴻海と政府系ファンドである産業革新機構が名乗りを上げており、どちらの支援を受けるかが注目されていた。シャープの代表取締役社長である高橋興三氏は、「産業革新機構と鴻海精密工業の2社に絞り込んで検討している。今後1カ月をめどに最終的な締結ができるように協議を進めていく」と2016年3月期第3四半期の決算会見で話しており、2月24日に開催された取締役会で結論が出されると見られていた。しかし、同日の決議は持ち越されていた。
鴻海からの出資額は約7000億といわれ、1000億円が先行して投入されるとみられる。
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