Googleは米国時間2月11日、2004年に買収した時代後れの写真管理ツール「Picasa」の提供を終了し、「Google Photos」に注力すると発表した。
Googleはブログで次のように述べた。「われわれはよく考えて検討したあとで、Google Photosにおいて単一の写真サービスに専心するため、数カ月後にPicasaを引退させることに決めた。2つの異なる製品に努力を振り分けるのではなく、より多くの機能を提供しモバイルとデスクトップにまたがって動作する1つのサービスに注力することにより、はるかに優れた体験を創造できると確信している」
Googleは、ユーザーがPicasaのウェブアルバムに保存していた写真を失うことのないよう手を打った。ユーザーは自身のアカウント情報でGoogle Photosにログインするだけで、Picasaにアップロードしていたコンテンツが引き継がれて表示される。
Googleは3月15日、Picasaのデスクトップアプリケーションのサポートを終了する予定だ。その後も引き続き利用できるが、Googleは同ソフトウェアのアップデートを提供しない。5月1日には、Picasaのウェブアルバムが閉鎖される。
Googleは2015年5月にGoogle Photosをリリースし、モバイルから写真をアップロードすることに焦点を当てた。Picasaはデスクトップに重きを置いていたので、今回の動きは筋が通っている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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