ソニー・コンピュータエンタ テインメント(SCE)は1月26日、4月1日付けで社名をソニー・インタラクティブエンタテインメントに変更することを発表した。
社名変更はSCEとソニー・ネットワークエンタテインメントインターナショナル(SNEI)が、両社の保有するすべてのハードウェア、ソフトウェア、コンテンツ、ネットワークサービスの各事業組織のオペレーションを統合した新会社「ソニー・インタラクティブエンタテインメントLLC」(SIE)を4月1日付けで設立することに伴うもの。
SCEは1993年11月に創業し、1994年12月に初代プレイステーションを日本で発売して以降、プレイステーションシリーズに関するハードウェアやソフトウェアの企画開発や販売などを手がけている。SNEIは2010年4月に設立され、プレイステーションネットワークを通じて、プレイステーションストアでのコンテンツ販売やメンバーシップサービス「プレイステーション プラス」、ゲームストリーミングサービス「プレイステーション ナウ」などを展開している。
SIE設立については「今後もプレイステーションの先進性のあるエンタテインメント体験を提供するには、SCEとSNEIの両社が運営する、これらの強固なビジネスを一つの組織としてより一元的に推進していくことが不可欠である」としている。また2017年度には、ソニーグループにおけるゲーム&ネットワークサービス分野として、売上高1兆4000億円~1兆6,000億円、営業利益率5~6%の経営数値目標を掲げている。SIE LLCの社長兼グローバルCEOはアンドリュー・ハウス氏が務める。
SIEは米国カリフォルニア州サンマテオが本社所在地となるものの、東京とロンドンにも引き続きグローバル規模でビジネスオペレーションを遂行する組織を設置する。この東京での組織が、SCEから社名変更をするソニー・インタラクティブエンタテインメントとなる。代表取締役社長にはアンドリュー・ハウス氏、ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジアプレジデントは盛田厚氏が務める。
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