サイバーエージェントが運営する「Ameba」は1月21日、「生放送」コンテンツを扱う映像配信プラットフォーム「AmebaFRESH!」の提供を開始した。PCやスマートフォンで視聴でき、利用料金は無料。
事業者による配信からオリジナル番組まで、サーフィンやバスケットボールなどのスポーツ試合中継や臨場感あふれるプレイ映像、人気ペットなど可愛い動物の映像、麻雀や政治といったさまざまなジャンルのコンテンツを用意。初回の生放送は1月21日19時からを予定している。
松竹やソニー・ミュージックアーティスツなどコンテンツを保有する企業とコラボレーションしたチャンネルや、BS朝日やニッポン放送などのテレビ局やラジオ局、小学館などの出版社、モデルプレスやオリコン芸能ニュースなどインターネットメディアによる公式チャンネルなど、テレビや既存の動画配信サービスでは見られなかったコンテンツが放送されるとしている。
サービス開始時点で、約200チャンネル、1000番組がある。12月末には1000チャンネルまで拡大する予定だという。
サイバーエージェントグループが展開する動画サービスの発信拠点として、2015年7月18日に原宿駅の竹下口に開設した公開スタジオ「AmebaFRESH!Studio」を活用し、アーティストや著名人が登場するオリジナル番組の制作、生放送も実施する。
同社によると、AmebaFRESH!では「Ameba」が抱える月間4000万人を超える利用者に対して、「アメーバブログ」「Spotlight」などを活用することで利用者の拡大を目指し、配信主となる事業者も募集してチャンネルを拡充するとしている。
今後、有料チャンネルの開設、動画への広告導入による配信主に対する収益還元、一般利用者による映像配信も予定。2016年末までに「日本最大級の映像配信プラットフォーム」に成長することを目指し、積極的にサービスを展開するという。
なお、サイバーエージェントグループではこのほかにも、新たな動画事業として、テレビ朝日と共同で、インターネットテレビ局「AbemaTV」を2月にプレオープン、4月に正式公開を予定している。AbemaTVは、AmebaFRESH!と連携する予定だという。
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