加速度や温度、赤外線(IR)、紫外線(UV)、照度などを計測できるセンサを、わずか11.7×42×10mm、15gの小型軽量ボディに納め、スマートフォンと連携させてさまざまセキュリティ機能を提供するデバイス「AllBe1」がクラウドファンディングサービスIndiegogoに登場した。
AllBe1について開発者のOfer Lugasi氏は、「多種多様な高額デバイスの機能を、たった1つのスマートデバイスで提供する個人用セキュリティ機器」と説明。搭載する各種センサからの情報をスマートフォンに伝え、アプリでいろいろな機能を実現させる仕組みだ。
Bluetoothで管理用スマートフォンと連携し、距離が離れるなどして通信が途絶えるとスマートフォンのアプリが警告を出す。この機能は、子どもやペット、ノートPCなどにAllBe1を取り付けて、迷子や置き引き防止に活用できる。また、ロックしたスマートフォンを置いておき、管理者がAllBe1を身につけて近づいたときだけロックを解除する設定にしておくと、スマートフォンを勝手に操作される心配がない。
触られたり動かされたりしたくない物がある場合は、振動を検知する機能が役立つ。駐車中の車に置いておけば車の衝突や持ち去りにすぐ気づくことができ、引き出しに入れておけば開けられたことが分かる。歩数計代わりに、ウォーキング時の歩数や移動距離、消費カロリーの計測もできる。
IRセンサは、不審者の侵入検知ができる。照度/UVセンサは、日光浴不足や紫外線の浴び過ぎを警告してくれる。温度センサを用いれば、子どもを寝かしている部屋の温度が適切かどうか別の部屋から監視できる。
AllBe1は押しボタンも備えており、押すとあらかじめ設定しておいた電話番号に位置情報付きの非常通報SMSを自動送信できるので、いざという時に心強い。
Indiegogoでの目標金額は5万ドル。キャンペーン終了まで18日あるが(日本時間7月6日16時時点)、すでに2倍以上の10万ドル今日の資金が集まっている。
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