電子フロンティア財団(EFF)は毎年、テクノロジ企業がユーザーデータを詮索好きな政府から保護しているかどうかの調査結果を公開している。
自分のデータを守ってくれる企業など本当に存在するのかと考える人もいるだろうが、きちんと守っている企業はあると主張する人もいる。2015年の調査結果では、EFFが賞賛する企業と、あまり評価されていない企業とに大別できることが分かる。
今回、プライバシー評価で5つ星を獲得した企業にはAdobe、Apple、Dropbox、Yahoo、Wordpressなどだ。評価の基準には、「業界のベストプラクティスを順守」を始め、「ユーザー寄りのポリシー:バックドアに反対」や「政府によるコンテンツ削除要求を開示」などが挙げられている。
あまり芳しくない評価を受けたテクノロジ企業もある。GoogleとMicrosoftはいずれも、なんとか3つ星は獲得した。これは、一定程度のプライバシーの尊重を主張している両社には腑に落ちない結果かもしれない。同レポートによると、Microsoftはかなりの進展をみせており、9月には4つ星を獲得できる水準になる見込みだという。
もっと評価の低い企業もある。WhatsAppやAT&Tは、1つ星しか獲得していない。特にWhatsAppの場合は、親会社のFacebookが4つ星とまずまずの評価を得ていることから、いっそう奇妙に思える結果になっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」