台湾でプリペイドSIMの購入を体験--安くて簡単、すぐ使えて便利な空港契約

坂本純子 (編集部)2015年05月01日 19時20分
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 これからゴールデンウィークや夏休みなどで海外に行く人も多いことだろう。海外でもつねにネットを使うためには、Wi-Fiルータを借りたりキャリアの海外パケ放題などを使ったりする方法が知られているが、もしSIMフリー端末やセルラー版のiPadを持っているなら、現地のプリペイドSIMを購入する方法も検討する価値があるかもしれない。

設定から確認まですべて行ってくれた(松山空港:中華電信カウンター)
設定から確認まですべて行ってくれた(松山空港:中華電信カウンター)

 今回は、日本で販売されているSIMフリーの「Zenfone 5」と日本のキャリアで契約している「iPad mini 2」を使い、4月に台湾で実際にプリペイドSIMを契約した体験をレポートする。思った以上にあっさり契約でき、しかも5日間パケット使い放題で約1200円程度(300元)と安い。これから台湾にでかける人にはおすすめしたい方法の一つだ。なお、所有している端末と渡航先の周波数が合っているかどうかをあらかじめ確認しておこう。

 なお、日本でキャリアが販売しているSIMロックのかかったiPad AirやiPad miniは海外ではSIMフリーモデルとして使用できるようになっている。バッテリ容量も多いため、Wi-Fiルータとしても便利に活用できる。

日本で契約している「iPad mini」がハワイで便利なWi-Fiルータになった話

桃園空港は複数キャリアから選べるが、松山空港は中華電信のみ

台湾のセブン-イレブンで購入できるプリペイドSIM
台湾のセブン-イレブンで購入できるプリペイドSIM
データ通信は1日100元、7日で420元
データ通信は1日100元、7日で420元

 日本から台湾へは通常、桃園国際空港または都心に近い台北松山空港のいずれかを経由するが、どちらも空港にキャリアのカウンターがあり、旅行客が手軽に契約できるようになっている。

 台湾では、セブン-イレブンでもプリペイドSIMが販売されているが、手続きに中国語が必要になるなど、空港よりもハードルが高い。空港で契約すれば、到着後すぐに使えるのもメリットの一つだ。なお、空港にはフリーWi-Fiがあるので、到着してから契約するまでの間もネットは使用できる。

 今回は台北松山空港を利用したが、桃園国際空港でも同様に契約できる。キャリアの種類としては、台北松山空港は中華電信1つのみに対し、複数のキャリアがある桃園国際空港のほうが充実している。なお、桃園国際空港はオフィシャルサイトに日本語で場所やサービス時間(それぞれ異なる)が書かれているので、確認しておきたい。

台湾桃園国際空港-Taiwan Taoyuan International Airport-サービス

台北松山空港での購入体験

 台北松山空港のキャリアカウンターは、到着ロビー正面にでている「電信服務(電信サービス)」の案内に従って左に進む。すぐに「サブウェイ」が見えるので、そのすぐそばにある。営業時間は7時から23時まで。

到着ロビー正面に案内がある。「電信服務(電信サービス)」の案内に従って左に進む
到着ロビー正面に案内がある。「電信服務(電信サービス)」の案内に従って左に進む
サブウェイのすぐそばだ
サブウェイのすぐそばだ
混雑している場合は、日本のキャリアショップと同様に、控えの番号をもらって、カウンターの順番を待つ
混雑している場合は、日本のキャリアショップと同様に、控えの番号をもらって、カウンターの順番を待つ

 到着すると、先に数人が並んでいた。手に端末を持っていると、スタッフが近寄ってきて日本語で話しかけてきた。順番待ちのチケットを受け取り、カウンターに手持ちの番号が表示されたら手続きに向かう。待ち時間には、どのプランに契約するかを選べる。なお、3G通信のみで、4Gには対応していない。データ通信のみの場合は1日(24時間)100元(約390円)~、データ通信+音声契約は、3日間のデータ通信(無制限)+100元の音声通話付きで300元(約1170円)~。

 比較すると、音声付きでもデータ通信のみでもほぼ変わらない。特に使う予定はなかったが、せっかくなのでZenfone 5は50元までの音声付き、データ通信無制限の5日間(120時間)300元のプラン、iPad mini 2は5日間(120時間)300元のプランにした。

 カウンターでは、スタッフが日本語でどのプランにするか尋ねてくれる。iPad mini 2はデータ専用プランで、Zenfone 5は音声付きのプランと指指ししながら伝えた。プランに関係なく、1人1契約となっているようで、今回は同行者と自身のパスポートを1つずつ出した。また、契約書に2箇所、サインをする必要がある。なお、支払いは現金のみで、カードは使用できない。

データ通信専用プラン。1日(24時間)100元~
データ通信専用プラン。1日(24時間)100元~
データ通信+音声契約は、3日間のデータ通信(無制限)+100元の音声通話付きで300元~
データ通信+音声契約は、3日間のデータ通信(無制限)+100元の音声通話付きで300元~
契約書にサインする。要パスポート
契約書にサインする。要パスポート
iPad mini 2も設定してくれた
iPad mini 2も設定してくれた

 特にSIMの種類は指定しなかったが、手元にある端末を確認して合ったSIMを出し、セッティングまでしてくれた。すべての人が日本語ができるわけではないため、端末は念のためあらかじめ日本語モードから英語モードに切り替えておくと安心だ。

 なお、言語の設定は、iOSなら「設定」-「一般」-「言語と地域」から。Androidはバージョンにもよるが、ZenFone 5(Android 4.4)の場合は「設定」-「言語と入力」から変更できる。

 スタッフの方は、手際よくいずれの端末もSIMを入れ替えて設定まで完了してくれた。契約時間は10分程度。入れ替えのSIM用に小さい袋まで用意してくれるなど、親切だった。SIMはぜひなくさないように気をつけておきたい。

使用期限や簡単なチャージ方法などを日本語で説明してくれた
使用期限や簡単なチャージ方法などを日本語で説明してくれた
日本語の説明も
日本語の説明も
なくさないよう、SIMをいれるための袋もくれた
なくさないよう、SIMをいれるための袋もくれた
iPad mini 2+iPhone 6でテザリング
iPad mini 2+iPhone 6でテザリング

 注意事項として、SIMがいつまで有効か、チャージする場合のアクセス方法を簡単に教えてくれる。詳細は渡される紙に日本語で書いてあるので安心だ。

 実際に使ってみたが、おおむね4日間快適に使用できた。時々やや遅いと感じることもあったが、SNSやウェブサイトを見るには十分だった。なお、同行者にZenfone 5を渡し、同行者はZenfone 5やテザリングで別途日本で使用している端末を運用。自身では、iPad mini+テザリングでiPhone 6を使っていた。

 もし、通常日本で使用している電話番号で電話を受けたりかけたりしたいが、通信はWi-Fiのみでいいという人にはデータローミング設定のみを「オフ」にする方法がおすすめだ。電話やSMSも受けずに、単にWi-Fiでのみ使いたい場合は、「データーローミングオフ」と「機内モード」を選択した上でWi-Fiをオンにする。詳しくは、各キャリアのウェブサイト(NTTドコモKDDIソフトバンク)を参照のこと。

押さえておきたいポイント

  • 松山空港内で契約できるキャリアは中華電信のみ、3Gのみに対応
  • あらかじめ、端末は英語モードにしておこう
  • 1キャリアあたり、1人1契約
  • 契約にはパスポートが必須
  • 支払いは現金のみ
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