ウォンテッドリーは4月27日、ソーシャルリクルーティングサービス「Wantedly」において、ビジネス上の連絡先を簡単に整理し、ビジネスパーソン同士のつながりの活性化を支援するツール「Sync(シンク)」を公開した。ウェブ版から提供を開始し、順次スマートフォンにも対応していく予定。
Syncでは、連絡先に「イベント名」や「つながり分類」などのタグ付けやメモが可能で、人名や会社名を忘れてしまっても、それ以外の情報から知人を検索できる。これにより、これまで困難だったSNSにおけるビジネス上の連絡先管理が可能になるとしている。今後は、リアルタイムメッセージやコラボレーション機能の充実化も図るという。
ところで、同社はビジネスメールの署名を解析して連絡帳を自動生成するスマートフォン向けサービス「CARD(カード)」を2013年8月に公開したが、2014年3月に終了。同年5月には、Wantedlyと連携した連絡帳アプリ「CONTACT(コンタクト)」を公開するなど、“連絡先”に関連するサービスをいくつかリリースしている。
ウォンテッドリー代表取締役の仲暁子氏によれば、CONTACTはウェブにそこまで明るくない一般ユーザー向けで、Wantedlyと連携しなくても使える。一方、Syncはウェブ業界のリテラシーが高いユーザー向けに開発しており、Wantedlyとの連携も必要だとした。
2012年2月にリリースされたWantedlyは、約8000社の企業と、月間60万人のユーザーに利用されているという。
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