サムスンは米国時間1月14日、「Tizen」OSを搭載した待望のスマートフォン「Samsung Z1」をインドで発売すると発表した。
Samsung Z1は、1.2GHzのデュアルコアプロセッサと3.1メガピクセルの背面カメラ、1500mAhバッテリを搭載し、仕様はすでに市販されている他の多くのエントリーレベルの端末と変わらない。だが、差別化のポイントは、市販端末として初めてTizenを搭載するスマートフォンだという点にある。
Tizenは、スマートフォン業界の支配権を握るGoogleの「Android」やAppleの「iOS」に代わるOSとの触れ込みのもと、2年近く前に最初に登場した。
サムスンは当初、2013年9月までにハイエンドのTizen搭載機を発売する計画だったが、リリースは数カ月単位で何度も延期された。NTTドコモがTizen搭載機の提供計画を白紙に戻すなど、開発はいくつかの問題に直面した。
サムスンはその後、同OSの市場戦略を転換し、ハイエンド機の投入を断念してローエンドおよびミッドレンジ市場志向に切り替えた。Tizenに関するモバイル分野での壮大な計画についてはスケールダウンを迫られているサムスンだが、中国やインドのスマートフォンメーカーからのローエンド市場における追い上げからシェアを守る意味では、今後もTizenが役立つ可能性はある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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