企業向けスマートメガネ製品メーカーVuzixは、同社の「M100 Smart Glasses」にナビゲーション機能を持った地図アプリ「HERE」を搭載するライセンス契約をNokiaと結んだ。
インターネットに接続していなくても車や歩行者をターンバイターン方式でナビゲートする機能や、公共交通機関の地図、Bluetoothビーコン発信器のような近距離位置情報端末との連携などにより、HEREアプリがM100に強力な位置情報サービスエンジンを追加することになる。
Vuzixの社長を務めるPaul Travers氏によると、地図機能は、同社の貴重な企業顧客層に満足してもらえることを目的としているという。
一般消費者向けか企業向けかを問わずに市場を見つけようと奮闘している「Google Glass」と違い、Vuzixの実用本位のスマートメガネは、はっきりと企業向けに焦点を定めて、現場で働く技術者や工場作業者を主なターゲットにしている。
Nokiaとの契約を含めて、この1週間はVuzixにとって戦略的提携が続いている。Vuzixは米国時間1月2日、Intelから2480万ドルの出資を受けて、短期的な財務見通しを強化した。
また2014年には、中国市場向けのM100に関するブランド提携契約をLenovoとも結んだほか、ウェアラブル端末向けPaaS「Salesforce Wear」で企業向けウェアラブルツールを開発する契約をSalesforceと締結している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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