報じられていたように、「PlayStation Network(PSN)」がハッカーの攻撃を受けたため、その利用者はクリスマス休暇にゲームを楽しむことができなかった。そこでソニーはお詫びとして、同社のオンラインゲームサービスのユーザーに特別措置と割引サービスを提供する。
ソニーは米国時間1月1日付けのブログ投稿で、「PlayStation Plus」の会員に対して利用期間を5日間延長し、すべての会員に対して「PlayStation」ストアで10%の割引を提供することを発表した。
PSNは、ソニーがPlayStationゲーム機用に提供するオンラインサービス。PSNとMicrosoftのオンラインゲームサービス「Xbox Live」は、12月24日と25日から断続的に接続できない状態だった。Xbox Liveの方が先に復旧し、PSNは27日夜に復旧した。
Lizard Squadというハッカー集団がサイバー攻撃を仕掛けたという犯行声明をTwitterで出したが、この集団が本当に関与していたかどうかは確認されなかった。ソニーは27日、PSNは「クリスマス休暇にかけて、接続とオンラインゲームプレイを妨害するための人為的なトラフィックの増加による攻撃」を受けたと述べた。
ソニーの1月1日付けのブログ投稿では、「クリスマス休暇中にPlayStation Networkへのアクセスが制限されていたことについて、皆様の忍耐に感謝の意を示したいと考えた」と記されている。
利用期間の延長が適用される具体的な時期については発表されていないが、ブログ投稿によると、会員は何もすることなく自動的に5日間の延長を受けるという。延長が適用されるのは、12月25日の時点で実際に加入しているか無料利用権を利用中の会員のみ。延長適用の際に、会員はソニーからの通知を受ける予定だ。
ストアでの1回限りの10%割引については、「期間限定で1月中に」発表する予定だとソニーは述べた。
詳しい情報を求めようと試みたが、同社から即答は得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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