Alibabaは2014年1~9月の間に、知的財産権に抵触する恐れのある偽造品9000万点を、「Taobao」や「Tmall」を初めとする同社のEコマースサイトから削除したという。Alibabaの最高リスク責任者を務めるPolo Shao氏が、中国杭州で現地時間12月23日に開かれた記者会見でそう述べたと、南華早報(South China Morning Post)の中国ウェブサイトが報じた。
同社は9月、ニューヨーク証券取引所(NYSE)での新規株式公開(IPO)で250億ドルという記録的な額の資金を調達した。Shao氏によると、その一方で2013年初めから2014年11月にかけて、偽造品の削除と消費者保護の強化に1億6070万ドルを費やしたという。
米通商代表部(USTR)は2012年12月、「(知的財産権を)侵害する商品の販売を大幅に削減」したとして、Alibabaの子会社であるTaobao Markeplaceを「Notorious Markets」(悪評高い市場)のリストから削除したと、報じられていた。
同グループは最初の3カ月間だけで、同グループのEコマースプラットフォーム上の偽造品に消費者を導くリンクを600万件削除したと、新浪(Sina)は23日に報じている。
Alibabaはさらに、中国の規制当局が1000件の商標権侵害事件を扱うのを支援した。この中で容疑者400人が逮捕され、6億元(約9600万ドル)相当の品が押収された。
また同グループは23日、自社プラットフォーム上の不正品対策に、「インターネットベース」で先進的な、ビッグデータのパターン技術を用いていることを明かした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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