年末年始のバイヤーズガイド。iPhoneケースに続き、今回はスマートフォンやタブレットのお供に活用できるバッテリを2つご紹介したい。
大容量バッテリと内蔵のLightningケーブル付きのスマートバッテリ。対照的な2つの製品だが、どちらも便利だ。その日の予定やオン/オフ、旅行などに合わせて使い分けたい。ちなみに、冬場はどうしてもバッテリまで冷えてしまい、期待通りの性能を発揮できないこともある。以前AppleがiPod用のソックスを出していたが、バッテリやスマホを暖かく保つ保温性がある、あるいは非常に弱く発熱してくれる靴下みたいなものが欲しいところだ。
さて、本題に戻って、モバイルバッテリを長年使っていると容量が大きければよい、という価値観から適度な容量を使い分けるように変わってきた。
加えて発火や爆発しないという信頼性や、軽さ、コンパクトさ、デザイン性なども重視したい。今回選択した2つは、コンパクトさ、軽さ、信頼性、大容量をかなえた1台と、デザイン性とケーブル忘れの心配がない利便性の高い1台だ。
モバイルバッテリのブランドとして急成長したcheero。日本企業が育ててきた中国の生産拠点の品質の高さと、Amazon.co.jpを主体とした販売戦略にも注目が集まる同社。そんなcheeroの新製品は、Panasonic製のリチウムイオン電池を利用し、大容量と軽量・コンパクト化を両立した製品だ。13400mAhは、iPhoneをおよそ5回分充電することができる。最近でワイヤレスイヤホンやモバイルルータ、ウェアラブルデバイスなど、USB充電を行う製品を持ち歩くことも増えてきた。こうした大容量モデルは、バッテリを消耗しがちなビジネスパーソンや、2泊3日の旅行などでも活躍してくれる。
ただし、電池は容量が大きくなれば、大きく重くなる。同社製品で12000mAhを搭載するcheero Energy Plus 12000mAhは408gの重量があった。日本製の電池を採用した新製品は容量が1400mAh増えて322gと大幅に軽量化され、モバイル環境での軽さというメリットを享受できる。
またEnergy Plus 12000mAhはちょうどiPhone 6と同じような細長いサイズであったが、Power Plus 13400mAhはやや横幅は広がったが、長さは大幅に縮まり、持ち運びもしやすくなっている。軽くて小さく、信頼性の高いバッテリは、日常的に持ち歩く際にも安心して利用できるだろう。
mophie powerstation plusは、iPhoneやiPadの充電に用いることができるLightningケーブルを内蔵したバッテリだ。これだけ持って行けば、外出先で確実に充電できる確実性と、コンパクト製、そして優れたデザインが魅力だ。金属と黒いプラスティックのツートンがApple製品ともマッチする高いデザイン性を備えた、コンパクトな製品だ。天板をノートパソコンのように開くと、中にはUSB端子とLightning端子が収納されており、これを引き出して直接充電することができる。
バッテリを持ってきても、ケーブルを忘れて慌ててコンビニで買った、という経験は筆者もあるが、このバッテリであれば、ケーブル忘れの心配はない。「これだけ持って行けば確実」という理由はそこにある。前述のCheero製品ほど大容量ではない3000mAhは、電池のサイズが拡大したiPhone 6/iPhone6 Plusでは、1回ちょっと充電できるが、そもそも電池が長持ちするようになった新型スマートフォンを通常の使い方で過ごすには、十分安心できる容量でもある。
ちなみに、USBをMacやPCに接続し、LightningをiPhoneやiPadに接続すれば、直接充電やデータの同期を行うことができる点も、便利に活用できるだろう。
mophie powerstation plus 2X(3000mAh:実売8800円)、mophie powerstation plus 3X(5000mAh:実売1万800円)。
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