SODAは12月16日、匿名で投稿できる掲示板サービス「doyo(どーよ?)」の提供を開始した。2ちゃんねるの“まとめブログ”が好きな人や、スマートフォンの操作に慣れた若年層をターゲットとし、モバイルを中心に展開する。iOSアプリを同日公開、2015年3月までにAndroidアプリも公開する予定だ。
「ゲーム」や「芸能」など9つのカテゴリがあり、その中にさまざまな話題のボード(スレッド)がある。投稿は基本的に匿名だが、プロフィール画面でハンドルネーム、年齢、性別、一言コメントを編集し、他ユーザーに公開することも可能だ。なお、「つながらないコミュニティ」をコンセプトにしており“出会い目的”の投稿などは利用規約で禁止している。また、他のユーザーとつながるSNS機能もない。
投稿できるものには、テキストや写真、YouTube動画のほか、画面を指で押している間録画できる10秒動画もある。また2ちゃんねるにはない機能として、共感を表現する「だよね」ボタンが投稿ごとに設置される。SODA代表取締役の本名耕氏によれば、このだよねの獲得数により文字が目立つようになるなどの機能を今後検討していくという。
SODAはこれまで、画像を心霊写真風に加工できる「ホラーカメラ」など、「一発芸のようなおもしろカメラアプリ」(本名氏)を複数リリースし、予期せず海外のユーザーを中心に支持を得てきた。
今回その路線から外れたのは、「もっと日本のユーザーに使ってもらえるサービスを作りたかったから」という。そして匿名掲示板サービスを作ったのは「実名を出して投稿するSNSに疲れている人が多いため、匿名でより気軽にコミュニケーションができるものにニーズがある」と判断したからだそうだ。「アプリ版の2ちゃんねるを目指したい」(本名氏)。
収益化の時期は未定だが、まずはユーザー数の増加とそのアクティブ率の上昇を目指す。収益化の方法は、現時点では広告モデルなどを考えているそうだ。今後、ユーザーの動向を見ながらカテゴリ数を増やしたり、デザインを改善したりする方針。2015年1月には、閲覧のみできるウェブ版も公開する予定とのことだ。
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