メイド・イン・アメリカにこだわったイヤホンブランドAurisonics--完実で取り扱い開始

加納恵 (編集部)2014年10月24日 17時02分
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  • 左から「ASG1PLUS-BLACK」「ROCKETS」「ASG2.5-RED」

 完実電気は10月24日、米オーディオメーカーAurisonics(オーリソニックス)の取り扱いを開始すると発表した。インナーイヤー型ヘッドホン「ROCKETS」など、3モデルを11月7日に発売する。

 Aurisonicsは、テネシーに拠点を構えるオーディオブランド。2011年に設立され、カスタムと一般ユーザー用のユニバーサルタイプのヘッドホン製品を提供している。現在米国を含む14カ国で展開する。

  • CEOのDale Lott氏

 CEOのDale Lott(デール・ロット)氏は、レコーディングのマスタリングエンジニアとしても活躍した人物。当時習得したノウハウを製品づくりに役立て、ヘッドホンを開発しているという。「Aurisonicsは、3年前に私1人で立ち上げたブランド。現在では25人の従業員を抱えるまでに成長した。製品を作る上で大切にしているのは『市場の声を聞く』こと。聞いた声を忘れずにフィードバックをすることで、ここまで会社が発展できたと確信している。また、製品は自分たちがコントロールできる範囲で生産しており、すべて自社工場で手がけている」とポリシーを話した。

 ロッシ氏の言うとおり、Aurisonicsはすべてのモデルを本社兼工場で、3Dプリンタを用いて量産しており、塗装や組立はハンドメイドで行っている。

 今回取り扱いを開始するのはインナーイヤー型ヘッドホン「ROCKETS」「ASG1PLUS-BLACK」「ASG2.5-RED」。加えてASG用交換ケーブルやイヤーチップなどのアクセサリ類もそろえる。

防水、耐久性も備えた高音質ヘッドホン「ROCKETS」

 「今一番注目してほしい」(ロット氏)として紹介されたROCKETSは、5.1mmのドライバユニットを搭載したダイナミック型ヘッドホンだ。マイクロダイナミックドライバを採用することで、本体を小型化でき、携帯性にも優れる。

 ドライバユニット部にはチタンを使用し、ハイクオリティサウンドを実現。ROCKETSというネーミングの通り、独特の外観は装着性が高く、耳から外れにくいとしている。

 防水性能も備え、スポーツ時の汗なども気にならず使用できるとのこと。約1.2mのケーブルはケブラー素材を採用することで耐久性を格段に向上させたほか、柔軟性のあるコネクタ部により断線を防ぐ。想定税別価格は2万7500円。

  • 「ROCKETS」

  • 断線のしにくさをロット氏自らアピール。絡まりにくいというメリットもある

  • 防水をアピールするため、水の中にROCKETSを入れて試聴した

 ASG2.5-REDは、14.2mmのダイナミックドライバと2つのバランスドアーマチュアドライバから構成されるハイブリッドタイプのヘッドホンだ。ウーファをダイナミックが、トゥイータをバランスドアーマチュアが担う。

 ハウジング部の側面にノブがついており、ダクトの開け閉めをすることで低音のレベルをコントロールできるユニークな仕様。調整用のマイナスドライバも同梱される。低域を中心としたパンチのある音づくりを採用する。想定税別価格は7万4000円。

 ASG1PLUS-BLACKは、14.2mmのダイナミックドライバとバランスドアーマチュアドライバを1基ずつ搭載したモデルだ。ナチュラルでフラットな音づくりをしており、ワイドレンジな高品位サウンドを実現するという。想定税別価格は4万9800円。

 全機種に自社開発、生産のイヤーチップを付属し、4サイズを用意。「イヤーチップは、ヘッドホンのパーツの中でも地味な部分だが、非常に重要」(ロット氏)とし、熱によって形が変化する素材を使用している。装着すると体温によって変形し、耳の内部にピタッと合うように変化していくとのこと。これにより、密閉性がよりいっそう高まるという。

 現時点ではユニバーサルモデルのみの取り扱いになるが、日本市場におけるカスタムモデルの導入も検討しているとのこと。また発表会では、サプライズとして現在開発中のワイヤレスモデルも披露した。「Aurisonicをスタートするときに耳にピッタリとあったワイヤレス製品を考えていた。次のステップしたい」(ロット氏)と今後の展開についても話した。

  • 「ASG2.5-RED」

  • 「ASG1PLUS-BLACK」

  • 現在開発中のワイヤレスモデル

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