ディーアンドエムホールディングスは9月5日、Bowers&Wilkinsブランドのスピーカシステム「CM S2」シリーズを発表した。ブックシェルフ型の2ウェイモデルから、トールボーイ型の3ウェイまで8モデルを一挙にラインアップする。
CM S2シリーズは、2006年に発売を開始した「CM」シリーズの新シリーズ。CMシリーズは2013年の「CM10」まで約7年にわたりラインアップを拡充してきた。今回の新シリーズでは、テクニカルグレードをそろえるため8モデル同時にモデルチェンジをしたという。
ネジ1本見えない、切り出したような端正なデザインが特徴で、ローズナットとピアノ・ブラックの2色を用意する。CMシリーズではサテンホワイトもラインアップしていたが、新モデルでは国内での取り扱いはしない。
各モデルともにトゥイータ部にはドーム部に薄いアルミ製のドームを加えた「デカップル・ダブルドーム・アルミニウム・トゥイーター」を採用。ドームの周辺にアルミ製のリングを配し、強化することで可聴帯域の歪みを抑制し、クリアで純度の高い高域を実現しているという。
デザインもよりシンプルなものに変更した。トゥイータ部を覆うトゥイータグリルは、よりピュアな音質を再現できるよう取り外しが可能。専用の取り外しツールがパッケージに同梱される。
「CM6 S2/CM10 S2」のみ、トゥイータ部をスピーカの上部に別体として取り付けた「トゥイーター・オン・トップ」構造を採用。ドライバ自体はそのほかのトゥイータを同様だが、別のハウジングに収容することで、空間再現力が向上するという。
ブックシェルフ型には、バス/ミッドレンジドライバを搭載。CM1 S2には口径130mm、「CM5 S2」、CM6 S2には口径165mmのものを採用する。いずれも防振プラグを装備した「ウォーブン・ケブラーコーン・ドライバー」を採用することで不要なエネルギーを吸収し、スムーズな再生音を実現するとのことだ。
トールボーイ型は、ミッドレンジ、バスドライバを加えた3ウェイ構成。ミッドレンジは、CM8 S2で130mm、CM9 S2、CM10 S2で150mmのものをそれぞれ採用。バスドライバは、CM8 S2が130mmを2つ、CM9 S2が165mmを2つ、CM10 S2が165mmを3つ搭載する。
このほか、センタースピーカとして2ウェイの「CMC S2」と3ウェイの「CMC2 S2」をそれぞれラインアップし、サラウンドスピーカとして使用することも可能だ。
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