Twitpicは米国時間9月4日、9月中にサービスを終了する予定であると発表した。Twitpicは、Twitterを利用して画像の共有を可能にするサービス。Twitpicは登録商標をめぐりTwitterと争っており、今回の発表はこうした動きを受けたものだ。
Twitpicの創設者Noah Everett氏は同社のブログ投稿の中で、今回の発表は「予想外で辛いものだ」と説明し、サービス終了は、創設6年目の新興企業Twitpicに対して、自社の商標出願を取り下げなければ、APIへのアクセスを打ち切るとTwitter側から警告されたことによる決断だと述べた。APIは、開発者がTwitterのプラットフォームを利用できるようにするツール群だ。Twitpicは2009年に米国特許商標局(USPTO)に商標出願を行っているが、最近の「出願公告」期間中に、Twitterの法律顧問からTwitterのAPIへの接続を打ち切るという「暗黙の」警告を受けたと、Everett氏は記している。
Twitterの広報担当者は米CNETに寄せたコメントの中で、Twitpicの登録商標に関する懸念について指摘した。
同広報担当者は、「われわれは、Twitpicがサービスを終了することを残念に思う」と述べた。「開発者に対しては、Twitpicが長年やってきたように、Twitterサービスを基にプログラムを構築することを推奨する。われわれは、Twitpic側に『Twitpic』の名前を使用して事業を続けることは可能だと明らかにしていた。もちろん、われわれとしては当社のブランドを守る必要もあり、ブランドに関連する商標もその中に含まれている」(Twitterの広報担当者)
Everett氏によると、Twitpicは9月25日にサービスを終了するという。ユーザーがアップロードした写真や動画をエクスポートできる機能を提供するとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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