総合情報サイト「All About」のオールアバウトと、自動車向けトータルアフターサービスのカーコンビニ倶楽部による合同会社カーコンマーケットは7月7日、中古車の個人間売買支援サイト「カーコン・マーケット」を公開した。東京、大阪、名古屋エリアで先行サービスを提供する。
カーコン・マーケットでは、原則として年式10年未満・走行距離10万km未満で、修復歴のない中古車のみを扱う。従来の中古車購入のような買取店、オークション会場、小売店といった中間事業者のコストを省くことで、より低い価格設定ができるという。なおC2Cの中古車売買サービスには、ビューポイントによる「mieruCAR(ミエルカ)」もある。
売主がサイト上で売却相場をシミュレーションした後、最寄りのカーコンビニ倶楽部に車両を持ち込むと、スタッフが専用のタブレットを使いながら100項目以上の審査基準をチェックする。それをクリアした車両だけが「認定中古車」としてサイトに掲載される。
購入希望者は、サイト上で「車種・グレード」「ボディタイプ」などの項目から好みの車両を検索可能。車両の詳細ページでは、一般の中古車小売価格との価格比較のほか、20点近くの内外装写真、査定結果、売主のコメント、査定スタッフのコメントを見ながら購入を検討できるという。
購入時は、車両の名義変更、車庫証明の手続き、売主の地域から車両を運んでくる陸送の手続きなどを全て運営側が代行。また納車前には、法定12カ月点検と消臭除菌・洗車サービスも標準で実施する。なお、カーコン・マーケットで扱われる車両はすべて、免責期間なしで、エンジン機構、ミッション機構の1年間のメンテナンス保証がつく。オプションとして、ステアリング機構、ブレーキ機構を追加または2年間に延長することも可能だ。
決済には回収代行サービスを導入しており、車両、代金、個人情報のすべてをカーコン・マーケットが第三者として仲介する。また、個人売買でも利用できるオートクレジットを用意し、支払い回数12回~最長84回までで設定でき、ボーナス併用払いもできるようにした。
同社は、車両を持ち込める店舗を9月末までに全国300店近くにまで増やす予定だ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?