サムスン、「Galaxy Tab S」を発表--Super AMOLED画面、指紋スキャナなど搭載

Zack Whittaker (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2014年06月13日 12時50分

 ニューヨーク発--サムスンが当地で開催されたイベントで新型タブレット「Galaxy Tab S」を披露した。

 Galaxy Tab Sは、より薄く軽量化されている点を除いて、他のGalaxy Tabモデルをほぼ踏襲したデザインになっている。ただし、新たな機能やテクノロジのほか、一部のエンタープライズ向けツールが満載の強力な端末になっている。

 サムスン幹部のDJ Lee氏は同社が「タブレットに尽力してきた理由は、われわれがその市場の将来性を確信しているからだ」と述べ、2014年はタブレット総出荷台数が2億9000万台になるとしたStrategy Analyticsの予測とともに、同社自身の市場シェアが大幅な成長をみせていることに言及した。

 8.4インチと10.5インチの2サイズで提供されるこの新型タブレットで重要なのは、同シリーズのスマートフォン「GALAXY S5」に続いて採用された指紋読み取り機能だ。GALAXY S5では、この機能がホームボタンに組み込まれている。

 ご想像の通り、ビジネスユーザーや大企業にとって、このハードウェアに組み込まれたセキュリティ技術は、サムスン独自のモバイル端末管理ソフトウェア「KNOX」と組み合わせることで、企業の最高情報責任者(CIO)やその担当者の関心を引き付ける可能性が高い。

 デュアルコアの「Exynos 5 Octa」プロセッサを搭載したタブレット本体の厚さは約6.6mmで、これはクレジットカード約5枚分の厚さだ。サムスンによると、2つのモデルのうち、小さい方は重さがわずか294g、大きい方は465gとなっている。

提供:ZDNet/CBS Interactive
提供:ZDNet/CBS Interactive

 その他の主な特徴としては、素晴らしく鮮明なSuper AMOLEDディスプレイが解像度2560×1600、すなわち標準的な高解像度の2倍となっている点だ。

 さらに、8メガピクセル背面カメラと「Selfie(セルフィー)」仕様の2.1メガピクセル前面カメラを搭載し、802.11n/ac無線ネットワーク機能を備える。これは、最新の消費者および企業向けネットワークにおける最高レベルの速度を新たにする性能だ。

 同タブレットは16Gバイトの内蔵ストレージとともにmicro-SDスロットを備え、ストレージ容量を最大128Gバイトまで拡張できる。

 また、動画再生時のバッテリ持続時間は11時間なので、このタブレットをどんな旅慣れたビジネスマンや企業ユーザーにも十分おすすめできる製品にしている。

 価格は8.4インチモデルが399ドルから、10.5インチモデルが499ドルからとなっている。


提供:Sarah Tew

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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