PCが近いうちに終わりを迎えるのではないかと懸念している者にとって、米国時間6月3日に流れたニュースは安心できるようなものではなかった。
調査会社IDCが発表した調査結果によると、世界市場でのPC出荷台数は2014年に6%減少する見込みだという。PC出荷台数の継続的な減少(2013年は9.8%減)は、スマートフォンやタブレットのようなモバイル端末を利用する消費者の増加が原因だ。Business Insiderが運営する契約調査サービスBI Intelligenceによれば、2013年12月時点で、5人に1人がスマートフォンを所有していた。
すでに多くの人が「ポストPC時代」に言及してきたが、Microsoftの最高経営責任者(CEO)を務めるSatya Nadella氏は、この考えをさらに押し進めて、先週、今は「ポスト・ポストPC時代」だと宣言した。
IDCが発表した数字は、メーカーから小売店へのPC出荷台数を計算したものであり、小売店が消費者に販売した数ではない。同社は、2014年のPC出荷台数が2013年の3億1510万台から減少して2億9630万台になると見ており、2018年にはさらに減少して2億8730万台になると予測している。
IDCは以前、PC出荷台数について6.1%減と予測していたが、今回の発表ではこの予測を若干修正した。これは、西欧のような「成熟した地域」の出荷台数が予想をやや上回ったからだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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