クラウドストレージのBoxはモバイル戦略を刷新しようとしており、今週に入って2つの新たな動きを示した。
第1弾は、ユーザーツアーから各アイテムのスワイプメニューまでが一新された「Android」版アプリケーションの全面的な見直しだ。そして、Androidエコシステムの重要なパートナーであるLGとの新たな相互協力がこれに続く。
「Box for Android」のバージョン3.0は、いくつかの新要素によって法人ユーザーの生産性向上を目指しており、そうした要素の1つとして、「Box OneCloud」のモバイルアプリケーションコミュニティーをさらに活用していく。
Box OneCloudでは、ネイティブなOneCloudアプリケーションギャラリーを提供し、ユーザーのクラウドストレージに保存されたファイルの各形式に対応するアプリケーションをすぐに見つけ出せるようになっている。
また、Boxの開発者は、100種類以上のファイル形式をサポートする新たな文書プレビュー機能も組み込んだ。
Boxのモバイル製品マネージャーSimon Tan氏は、米国時間5月20日に投稿したブログ記事で、「これまで難しかったファイル形式(「PowerPoint」など)でも完璧に表示できる」と述べ、「電光石火」の結果を約束した。
その他の改良点として、新しい画像ギャラリー体験や、トルコ語とポーランド語の言語サポートもある。これでBox for Androidがサポートする言語の総数は26に達した。
Box for Android 3.0はダウンロード提供を開始している。
Android版アプリケーションの最新版リリース記念キャンペーンとして、BoxはLGのフラッグシップモデルであるGシリーズの端末を購入した新規および既存のBoxユーザーに50GBの無料ストレージを提供する。
これらGシリーズの端末にもBoxアプリケーションがプリインストールされる予定だ。
このキャンペーンは、米国、西欧、韓国のBoxユーザーを対象として1年間実施する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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