Huracanのインストルメントクラスタは完全にデジタル化されており、統合されたカスタマイズ可能な12.3インチTFTディスプレイに仮想的なゲージ類が表示される。このバーチャルコックピットの3Dグラフィックスは1440×540ピクセルという高解像度で、NVIDIAの「Tegra 3」シリーズの「Tegra 30」チップで動作している。高速グラフィック処理により、タコメーターのデジタル表示の針は1秒当たり60フレームで動くようになっており、エンジンの動きに遅れることはない。
デジタルインストルメントクラスタには3種類の表示モードがある。「Full Drive」モードでは、アナログのタコメーターが大きく表示され、燃料メーターと水温計、デジタル速度計は小さく表示される。「Mixed」モードでは、タコメーターは小さくなり、ディスプレイの半分はナビゲーションマップやオーディオソースなどを表示するインフォテインメント用ウィンドウのスペースになる。「Full Navi」モードでは、ディスプレイのほとんどの部分が3Dマップとインフォテインメントデータで占められる。
インフォテインメント機能のほとんどは、ステアリングホイールから操作してデジタルインストルメントクラスタで見ることができるが、幅の狭いセンターコンソール上にも小さなTFTディスプレイがあって、オートエアコン、油圧や油温、電圧などの表示画面の間で切り替えることができる。センターコンソールにはさらに、エアコンやナビゲーションシステム、電話、インフォメーション、ラジオ、メディア、サウンド機能に直接アクセスできるボタンやスイッチがあるほか、音量調節つまみもある。
オーディオソースには、CD/DVDプレーヤー、USB接続や「iPod」接続が可能なオーディオインターフェース、オーディオおよびハンドフリー通話のためのBluetooth、デジタルラジオチューナーがある。HD Radioチューニングや衛星ラジオは、Lamborghiniからのプレスリリースには載っていないが、オプションのリストから消えているわけではない。どのソースでも、オーディオは標準的な6スピーカーステレオで再生される。
センターコンソールで目立つのは、赤いフラップの下にある大きなスタート/ストップボタンだろう。
Huracanのキャビンは、上質な「Nappa」レザーと「Alcantara」を使った内装になっており、さまざまなカラーコンビネーションから選ぶことができる。Lamborghiniはまた、このモデルではヘッドランプから室内灯にいたるまですべてLEDが使われており、白熱灯はないとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)