調査に参加した米国成人のうち、約90%がインターネットを利用しており、ほぼ全員が、インターネットは個人的に良いものだと回答している。
Pew Research Centerが1月に米国の成人1000人を対象に調査したところ、インターネットを現在利用している成人の割合は87%だった。この割合は特定の層でさらに高くなり、世帯年収が7万5000ドル以上の成人では99%、18~29歳の成人では97%、大学の学位取得者では97%に達する。
また、68%もの人がモバイル端末からインターネットに接続している。これに関連したデータでは、携帯電話の所有率は、Pew Researchが初めて調査を実施した2000年の53%から、今回の新たな調査では90%へと増加した。スマートフォンの所有率は、2011年の35%から2014年には58%へと急増している。
調査対象者のうち、90%はインターネットを個人的に良いものと見なし、6%は悪いものと考え、3%は両面があると考えている。また、社会にとってインターネットは良いものと見なしている人の割合は76%、悪いものと見なしている人は15%、両面があると考えているのは8%だった。
全インターネットユーザーのうち53%もの人が、インターネットを使わずにいるのは「非常に困難」だと回答しており、その大部分は、仕事関連などのやむを得ない必要性を理由として挙げた。また、携帯電話所有者の49%が携帯電話について同様の回答をしている。
多くのオンラインフォーラムやサイトで不快なコメントや敵意、論争が目立つことから、インターネットは悪意に満ちた領域と受け止められることもある。だが、調査対象者のうち70%は、他のインターネットユーザーから親切または寛大な扱いを受けてきたと回答し、冷たい扱いを受けたり攻撃されたりしたと回答した人は25%だった。
56%は、オンライン上のグループが個人やコミュニティの問題解決を手助けするのを見たことがあると回答し、25%は、やりとりが激しくなりすぎたのでオンライン上のグループから抜けたと答えた。
Pew Researchは、ワールドワイドウェブ(WWW)が誕生してから間もなく25年になることから、今回の調査を実施した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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