[ウェブサービスレビュー]PDFを開くためのパスワードをオンラインで設定できる「PDFProtect!」

onlinepdfservices.com
内容:「PDFProtect!」は、PDFにパスワードを追加できるオンラインサービスだ。PDF編集ソフトが手元にない環境で、手持ちのPDFにかんたんにパスワードをかけることができるので、パスワードを知らない第三者の覗き見を防ぐのにもってこいだ。
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 「PDFProtect!」は、PDFにパスワードを追加できるオンラインサービスだ。PDF編集ソフトが手元にない環境で、手持ちのPDFにかんたんにパスワードをかけることができるので、パスワードを知らない第三者の覗き見を防ぐのにもってこいだ。

  • PDFファイルを指定したのち、パスワードを入力。さらに暗号化強度をHighもしくはLowのどちらかから選んで、「Protect!」をクリックして実行する

 使い方は簡単で、ブラウザ上でPDFファイルを指定し、パスワードを入力。暗号化強度をHighもしくはLowのどちらかから選んで「Protect!」をクリックすれば、すぐさまアップロードされてパスワードがかけられ、ファイルがダウンロードされる流れだ。PDFファイルはローカルにあるファイル以外に、DropboxやGoogleドライブから直接読み込むこともできる。

 本サービスで設定できるのはPDFが備える2種類のパスワードのうち、PDFを開くためのパスワードだけで、文書の編集や印刷に制限をかける権限パスワードは設定できない。至ってシンプルなサービスだが、暗号化は128bitと40bitの2種類が用意されているので、128bitではうまく開けない場合に40bitに変えて再送できるなど、実際の利用シーンに合わせた手段をきちんと取りそろえている印象だ。

 用途としては、メール添付などでPDFを送る際、第三者に受信されて中身が見られるのを防ぐために、パスワードを追加するという使い方が主になるだろう。パスワードをかけるために素のままで一旦クラウドにアップロードしなくてはいけない点がやや矛盾しているものの、これから広く配布するにあたっての下準備として捉えれば、利用シーンもあることだろう。インターフェースは英語ながら分かりやすく、使い勝手のよいサービスだ。

  • ダウンロードしたファイルを開いたところ。パスワードの入力を求められる。ファイル名は「元のファイル名.protected.pdf」となるようだ

  • プロパティを表示したところ。パスワードが設定されていることが分かる。権限パスワードはかかっていない

  • セキュリティを表示したところ。暗号化レベルは強度がHighの場合は128bit、Lowの場合は40bitになる

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