ジンガ、モバイルゲーム企業の買収やレイオフ計画を発表--Q4決算

Dara Kerr (Special to CNET News) 翻訳校正: 編集部2014年01月31日 12時12分
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 Zyngaは米国時間1月30日、2013年第4四半期の決算を発表した。不安定な財務状況を立て直したい同社はそのなかで、驚きのニュースをいくつか発表した。Zyngaの最高経営責任者(CEO)Don Mattrick氏は英国のゲーム会社NaturalMotionの買収を発表する一方で、全社的なレイオフによる体質改善を図らざるを得ないことを明らかにした。これらのニュースは、Zyngaの売上高が前年同期比43.3%減であったという報告とともに明らかにされた。

 NaturalMotionの買収から判断すると、Zyngaはモバイルゲーム市場の独占に向けて熱い思いを抱いているようだ。NaturalMotionは「CSR Racing」や「Clumsy Ninja」といった人気のゲームアプリを開発していることで知られている。Zyngaは今回の買収に5億2700万ドルを投じる。またZyngaは、NaturalMotionの共同創業者であり、同社CEOでもあるTorsten Reil氏を迎え入れることにもなる。

 Mattrick氏は従業員宛ての電子メールで「NaturalMotionにより、Zyngaのクリエイティブなパイプラインが発展し、われわれのモバイル分野での成長が加速され、コンシューマーにより多くの人気ゲームを届けるというわれわれの力を向上させるための次世代の技術やツールがもたらされる」と述べている。

提供:NaturalMotion
Clumsy NinjaはNaturalMotionの最も人気の高いアプリの1つだ。
提供:NaturalMotion

 Zyngaは、NaturalMotionの買収によって新たな従業員を迎える一方、その他のところでは従業員を減らそうとしている。今回のレイオフは、同社に最大3500万ドルのコスト削減をもたらすことが期待される、15%の従業員およびコストの削減計画の一環であり、最大で314人の従業員に影響が及ぶという。

 Mattrick氏は「われわれはこういった決断を軽々しく下すわけではないが、これらの措置によって、勝利に向けた道のりがより明確に、そしてより短くなる」と記すとともに、「個人的に言えば、これらの措置は極めて困難であるものの、より良い結果を出し、今後の成長に向けた新たな基盤を築くうえで重要なのだ」とつづっている。

 今回のレイオフはZyngaの業績を反映したものとなっている。同社は第4四半期において、アナリストらの予想を上回る結果を残したものの、売上高の減少に歯止めはかかっていない。Zyngaの2013年第4四半期は、売上高が1億7640万ドル、純損失は2520万ドル(1株あたり3セント)となった。この売上高は前年同期比で43.3%減であった。2013年全体で見ると、売上高が8億7330万ドル、純損失は3700万ドルとなっている。2012年は、売上高が12億8000万ドル、純損失は2億950万ドルとなっていた。

 Mattrick氏は2014年について、Zyngaに対する自らの目標が、新たな人気ゲームを作り出すとともに、現行の人気ゲームを効率的に成長させ、維持していくことにあると述べている。

提供:Zynga
ZyngaのCEOを務めるDon Mattrickと共同創設者で元CEOのMark Pincus氏
提供:Zynga

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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