JVCケンウッドは12月12日、JVCブランドから赤ちゃんをかわいく、きれいに撮影できるビデオカメラ「BabyMovie(ベビームービー) GZ-N1」を発表した。小型・軽量を実現したほか、総画素1276万の裏面照射型CMOSセンサを搭載し、高画質撮影機能を備える。発売は12月下旬。店頭想定価格は7万円前後になる。
BabyMovieは、赤ちゃんを撮影するためにビデオカメラをはじめて購入する新規層を狙って開発されたビデオカメラ。同社のハイビジョンメモリームービーブランド「Everio」のコンセプトモデルとして登場する。女性でも使いやすいよう、従来モデルに比べ40%の小型化と30%の軽量化を図り、AVCHD撮影ができるビデオカメラでは世界最小・最軽量を実現した。
女性でも持ちやすいラウンドボディを採用し、通常のビデオカメラに装着されているグリップベルトを排除。ハンドストラップを同梱することで、ローアングルなどでも撮影しやすいとしている。本体底面にはチルトスタンドを内蔵し、三脚なしで固定撮影することも可能。赤ちゃんとお母さんを一緒に撮影することで、撮影の幅を広げる。
1/2.3型の裏面照射型CMOSセンサを搭載し、最大427万画素のフルHD動画と最大479万画素の静止画撮影をサポート。独自のアルゴリズムによる超解像技術を使用すれば最大1200万画素の静止画を撮影できる。レンズは本体サイズに合わせ小型化した新開発の「JVC HDレンズ」を搭載。F1.6での撮影に対応するほか、35mm換算で29.4mmの広角撮影ができ、室内での撮影にも適している。
8Gバイトのメモリを内蔵したほか、SD/SDHC/SDXCカードスロットも装備。同梱される新開発の高容量小型リチウムイオンバッテリ「BN-VG109」は、スリム化しながら電池容量960mAhを備え、約1時間の撮影に対応する。バッテリは1920mAhの「BN-VG119」と2880mAhの「BN-VG129」もオプションで用意され、撮影状況に応じて選ぶことができる。
JVCケンウッドは、BabyMovieの開発にあたり子供を持つ女性へのマーケティング調査を実施。ホワイト、ピンク、グリーンの3色をそろえたボディカラーや、ピンクを基調にした店頭展示台などは、これらのマーケティング調査からあがってきた意見をもとに、作り上げたとしている。
BabyMovieは専用機ならではの高画質撮影を体感してもらい、新規需要を掘り起こすことが狙い。コンパクトサイズを追求しながらサイズ的には大きくなってしまう別体バッテリやSDカードの採用は、バッテリの持ちや撮影したコンテンツの消去を防ぐロック機能が付いていることを考慮した結果としている。
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