「Web Snapshots」は、縦長のウェブページを1枚のPDFに変換して保存できるアプリだ。外出先ではネットワークに接続できないデバイス上であらかじめ保存しておいたウェブページを表示したり、ページの魚拓を取るなどの用途に適している。
このアプリは直接起動するのではなく、ブラウザの共有機能から呼び出して利用する。PDFに変換したいウェブページをブラウザ上で表示した状態で、「共有」を選び、表示されるアプリ一覧の中からWeb Snapshotsを選択する。
アプリが起動するとウェブページのプレビューが表示される。右下に表示される半透明のメニューから、Full PDF(ページ全体)もしくはScreen PDF(現在表示している範囲のみ)を選ぶことで、PDFへの変換が実行される。完了すると、表示するか、共有するかといった選択肢が表示されるので、必要なメニューを選ぶとよい。その場でファイル名をリネームすることも可能だ。
ページ全体か表示範囲だけかを選ぶ以外にはオプションは用意されておらず、ページサイズや縦横の方向を指定することはできない。正確に言うと、このアプリで出力したPDFのサイズは画面の比率に忠実なので、縦に極端に長いウェブページは、縦長の1ページとして出力できる。A4サイズごとにページを分割してくれるわけではないので注意が必要だ。
こうしたことから、どちらかというとウェブページの外観をそのまま保存する、いわゆる魚拓的な用途に適している。ページが分割されるタイプだと、見出しなどの大きな文字が途中で切断されてしまうこともあるが、1枚にまとまって出力される同アプリではそうしたこともない。極端に縦に長いページには対応しにくいが、これまでJPGやPNGでキャプチャしていたページを、このアプリを使ってPDFで保存するというのもよさそうだ。
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