ネットでクリーニングサービスを展開するホワイトプラス、ジャフコから3億円調達

岩本有平 (編集部)2013年08月28日 00時00分

 インターネットを使ったクリーニングの宅配サービス「リネット」を運営するホワイトプラスは8月27日、ジャフコが運営する投資事業有限責任組合を引受先とした第三者割当増資を実施。総額3億円を調達した。

 ホワイトプラスは2009年7月の設立。インターネットで予約すると、衣類を自宅まで取りに来て、クリーニングの後に自宅に届けてくれるというクリーニングの宅配サービス。2009年7月からサービスを開始。約2年で黒字化を達成し、現在に至る。

 「サービスを始めるためにクリーニングの工場を回ったとき、実は『絶対にうまくいかない』と言われ続けていた」――ホワイトプラス代表取締役の井上孝之氏はこう振り返る。

 クリーニングのビジネスは、受付となる店舗と、実際にクリーニングを行う工場に分かれているケースがほとんど。このクリーニング屋のオペレーションは“人依存”な部分が大きという。「(クレーム対応なども多いため)優秀なスタッフが辞めただけで売上が3〜5割落ちることもある」(井上氏)そこで同社では、店舗のオペレーションを実際に体験した上でシステム化していると説明する。「泥臭いことをどう仕組みに落とし込むかが課題だった」(ホワイトプラス取締役兼CMOの斎藤亮介氏)

 2012年冬からは独立していた検品発送センターをクリーニング工場に併設し、原価率の低減にも成功。今回の調達を受けて事業のさらなるスピードアップをはかる。「クリーニングビジネスは、ワイシャツの価格で言うと350円前後の高級店、140〜160円の一般店、90円前後の格安店。我々は宅配コストもあるため高級店と同じ価格帯でサービスを提供してきたが、原価構造も変わり、今後は一般店を攻めていける」(井上氏)。今後はサービスのリニューアルも予定する。

 また今回の資金調達を踏まえて、現在ベータ版で提供しているクラウド型収納スペースサービス「HIROIE」も9月に正式オープンする予定。段ボール5個分の荷物を送料無料、3カ月間無料で預けることができ、それ以降は月額500円というサービスだ。「一部上場の倉庫会社と契約して提供しているサービス。テストでは約95%が継続利用している」(ホワイトプラス新規事業部長の石田和之氏)


左からホワイトプラス新規事業部長の石田和之氏、取締役兼CMOの斎藤亮介氏、代表取締役の井上孝之氏

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