スマートフォンとパソコンとでデータの交換をする方法はいくつかある。かつては両者をケーブルで接続してやり取りする方法が主流だったが、Wi-FiやBluetoothの利用が広まった現在では、ケーブルレスで交換する方法が多く利用されるようになってきた。
そうした中でも、ファイルを相互に交換するのに非常に便利なのが「Any Send」だ。Any Sendを使うと、同じネットワーク内にあるパソコンからスマートフォン、あるいはスマートフォンからパソコンというように、互いのデバイスへのファイル送信を、Wi-Fi経由で簡単、かつ素早くできるようになる。
Any Sendを利用するには、あらかじめスマートフォン側だけでなく、パソコンにもクライアントアプリをインストールしておく必要がある。クライアントアプリはWindows、Macそれぞれに対応しているので、どちらの環境で利用していても大丈夫だ。
スマートフォンからパソコンにファイルを送るには、Any Sendのアプリを起動してから、送信する対象となるデバイスを選んでファイルを選ぶか、ギャラリーアプリやファイル管理アプリなどから送りたいファイルを選ぶ。するとパソコン側に確認のメッセージが現れるので、「Yes」をクリックすると、パソコン側の指定のフォルダにファイルが送信される。
逆にパソコンからスマートフォン側にファイルを送りたい場合は、まずエクスプローラーなどのファイル管理ツールから、ファイルをコピーする。続いて、ステータスバーにあるAny Sendのアイコンをクリックし、送信する対象となるデバイスを選ぶ。するとスマートフォン側に確認メッセージが現れるので、「OK」をタップするとファイルが送信される。
無線でファイルをやり取りする手段としてはBluetoothを使った方法がある。Any Sendはクライアントが必要というデメリットはあるが、その分Wi-Fiを使用するためファイルのやり取りがスピーディーにできるメリットがある。パソコンとスマートフォンとの間でファイルを頻繁にやり取りする人であれば、Any Sendを便利に活用できるだろう。
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